第223回 件名編(2026年8月)

2026.8.10 update

キーワード 書誌表示 編著者名 『書名 巻次』/「誌名 巻.号.通号」 発行所 発行年月 掲載頁
育児 参考文献 シェルハブC 『赤ちゃんの可能性を引き出すシェルハブ・メソッド : タッチと動きで育む脳の働きと学び』 世界文化ワンダーグループ 2026.5 p287-295
医療 参考文献 養老孟司* 『養老先生、病院へ行く』 新潮社 2026.5 p199-200
因果性 引用文献 井上浩輔 『「もしも」で命は救えるか? : 因果推論入門』 光文社 2026.5 p254-249
宇宙法 参考文献 パガロU 『新・宇宙法 : AI時代の倫理・法制度・ガバナンス』 商事法務 2026.5 p249-272
親子関係 参考文献一覧 大江洋 『出生をめぐる子どもの権利論 : 福利と尊厳の観点から』 法律文化社 2026.5 p273-278
絵画 参考文献 一色さゆり 『モナリザの裏側』 新潮社 2026.5 p236-237
教育測定 参考文献 光永悠彦 『テストと学力 : 何を測るのか、どう測るのか』 岩波書店 2026.5 p1-2b
行司 参考文献 根間弘海 『大相撲の木村家・式守家と行司の朱房・紫房』 専修大出版局 2026.5 p345-351
参考文献 フリスビーD 『ゴールド金の世界史 : 神話・マネー・政治・権力世界を動かす普遍の価値』 河出書房新社 2026.5 p312-311
金融商品取引法 参考文献 長島・大野・常松法律事務所 『アドバンス金融商品取引法 4版』 商事法務 2026.5 p56-58f
草双紙 木村八重子 『赤本黒本青本書誌 補遺/索引』 青裳堂書店 2026.5 30,75p A5
経営分析 参考文献 阪智香* 『会計ビッグデータで可視化する世界の企業ギガトレンド』 中央経済社 2026.5 p243-250
経済安全保障 参考資料 藤谷昌敏 『経済安全保障と「経済インテリジェンス」 : 日本の機密はなぜ盗まれるのか…中国「超限戦」の全貌』 芙蓉書房出版 2026.5 p354-339
経済援助 参考文献 楊鵬超 『中国の対外援助 : 一帯一路構想展開における変容』 晃洋書房 2026.5 p155-165
憲法 参考文献 片上孝洋 『憲法入門』 成文堂 2026.5 p23-24f
財閥 参考文献 菊地浩之 『財閥と閨閥 : 10大財閥の婚姻戦略』 KADOKAWA 2026.5 p273-279
山岳 外国図書リスト 児玉茂 『日本山岳会の歩みと近代登山史 : The Japanese Alpine Club創立120周年記念出版』 ナカニシヤ出版 2026.5 p36-41b
死刑 参考文献 代田清嗣 『江戸時代の死刑 : 十両盗めば首がとぶ?』 吉川弘文館 2026.5 p204-205
児童 文献 ハンデルG* 『子ども社会学 : 子どもの社会化研究』 九州大出版会 2026.5 p568-534
自閉症 参考文献 ヘンドリックスS 『自閉スペクトラム症の女の子が出会う世界 : 幼児期から老年期まで 2版』 河出書房新社 2026.5 p494-484
社会科学 参考文献 杉谷和哉 『エビデンスの罠 : 数字と物語に囚われない思考法』 PHP研究所 2026.5 p205-201
修辞学 参考文献 リームスR 『レトリック思考 : 民主主義を破滅に導いた驚異の心理操作術』 晶文社 2026.5 p398-396
出版 出典参考文献 スミスA 『本作り500年の歴史 : 本の印刷からZINEカルチャーまで』 原書房 2026.5 p4-10b
少年法 参考文献一覧 守屋克彦* 『コンメンタール少年法 2版』 現代人文社 2026.5 p20-39f
情報化社会 参考文献 伊藤昌亮 『曖昧な弱者の時代』 岩波書店 2026.5 p189-193
食生活 参考文献 松藤千弥 『「老い」に負けない食事術 : あなたの中でいつの間にか進んでいる』 アスコム 2026.5 p290-294
女性 参考文献 小林明 『毒婦の日本史』 鉄人社 2026.5 2pb
人口 参考文献 小峰隆夫 『地域と人口減少の経済学 : スマート・シュリンクという選択肢』 中央公論新社 2026.5 p173-172
精神衛生 おすすめの本 バーナイトK 『JOYSPAN : 精神的寿命をのばす科学的方法』 サンマーク出版 2026.5 p426-427
繊維製品 参考文献 沢田むつ代 『古墳時代の繊維 : 観察と識別の手引き』 雄山閣 2026.5 p100-101
選挙 参考文献 只野雅人 『日本の選挙と憲法 : 「公正な代表」とは何か』 岩波書店 2026.5 p257-263
戦争遺跡 参考文献 澤和弘 『艦砲と戦車の島 : 日本人が一生行かない島国の陸海軍戦跡ナウル・タラワ・ポナペ』 イカロス出版 2026.5 2pb
体育統計 参考文献 藤井慶輔 『AI時代のスポーツアナリティクス』 東京大出版会 2026.5 p203-227
鳥類 文献 三上修 『古文鳥類学 : 平安貴族が愛でたのは本当にホトトギスなのか』 岩波書店 2026.5 p1-4b
帝国主義 参考文献 鈴木元 『世界は変わった日本はどうするのか : 米・ロ・中の「帝国主義」に抗う』 あけび書房 2026.5 p145-148
哲学 参考文献 河本英夫 『システムの非線形論理 : 世界を創造的に組み直す』 筑摩書房 2026.5 p431-440
伝記 参考文献 五味文彦 『新時代を切り拓いた人びと : 近世から近現代の16人』 吉川弘文館 2026.5 p179-180
動機づけ 参考文献 内藤誼人 『「すぐやる人」に変わる心理学』 明日香出版社 2026.5 p229-228,
231-230,
233-232
統合教育 参考文献 野口友康 『地域に根ざしたインクルーシブ教育 : 大空小学校の実践と国際的な動向』 明石書店 2026.5 p339-342
投資 参考文献* ハガーニV* 『すぐれた投資と支出の意思決定 : 消えたビリオネアに学ぶ新しいファイナンシャル・プランニングの教科書』 金融財政事情研究会 2026.5 p404-423
読書 参考文献一覧 桜井政成 『読書スタディーズ : 本好きはどうつくられるのか』 明石書店 2026.5 p349-335
農業経営 参考文献 久松達央 『おいしい日本の野菜が消える日 : 二極化する農業の未来』 光文社 2026.5 p269-270
発酵 参考文献 なかじ 『発酵を考えるヒント : 食、暮らし、身体、心、営み9人の視点から見る驚きの発酵の世界』 エクスナレッジ 2026.5 p253-254
引揚問題 参考文献 「北朝鮮帰国者」の記憶を記録する会 『証言・北朝鮮帰国者 : 祖国に渡った「在日」はどう生きたか』 集英社 2026.5 p529-530
不安障害 参考文献 ピットマンCM* 『つい不安になるのは脳のせい : 神経経路を書き換えると頭と心が安定する』 すばる舎 2026.5 p391-399
未遂犯 参考文献一覧 君塚貴久 『未遂犯の規範論的構造』 成文堂 2026.5 p297-325
民族問題 参考文献資料 ビズミックB 『エスノセントリズム : 〈集団〉と〈境界〉を理解するための統合的視座』 明石書店 2026.5 p241-268
文字 参考文献 大城道則 『図説古代文字入門 改訂』 河出書房新社 2026.5 p124-126
油脂 参考文献 赤嶺淳 『油脂で語る近現代 : クジラとオランウータンをつなぐ糸』 平凡社 2026.5 p266-275
利子 参考資料 稲留克俊 『金利を読む力』 時事通信出版局 2026.5 p161-164

凡 例

  : 他件名・書誌表示・編者略
 〈 〉 : 書誌部分編者
 p1-3b : 後付部分に書誌があって、頁付がある場合
 3pb : 後付部分に書誌があって、頁付がない場合
  : 図書単行書誌
 ks : 菊判
 46s : 四六判
 p7」 : 第7頁1頁のみのもの
 89p : 全頁
 prr : 各章末

編者:有木太一ふとし紹介

 1968年11月、東京都杉並区の産婦人科で生まれ、世田谷区で乳幼児期を過ごし、小学校入学時に群馬県に移る。市立の小・中学校と県立の高校を卒業し、少し長い浪人期間を経て、早稲田大学第二文学部(現文化構想学部・文学部)に入学。“大学5年生”の時、図書館司書資格関係の講座を受講し、深井人詩・中西裕両先生に師事。この縁で、2018年2月「最近の書誌図書関係文献」を引き継ぐことになった。また、『書誌年鑑』2016・2017年版で編集作業を見習い、2018年版から編者に就任した。現在は東京都特別区西部在住。

 これまで連載を続けられた中西裕先生は、連載開始から満10周年となる2018年1月をもってご勇退されました。2008年2月からの10年間、本当にお疲れさまでした。この2月からは、有木太一が担当します。未熟者ですが微力を尽くしますので、よろしくお願いいたします。体裁や掲載ルールなどは、基本的にこれまでと同じです。

2018年2月 有木太一

2008年「最近の書誌図書関係文献」再開にあたって(中西ゆたか

 『日本古書通信』誌で長期にわたって連載され、2007年7月をもって終了した「最近の書誌図書関係文献」が日外アソシエーツ社のご厚意でここに復活することとなった。

 歴史をたどってみると、書誌学者天野敬太郎が昭和15年(1940年)に連載を始め、戦争が激しくなったために昭和19年(1944年)に中断、10年のブランクを経て戦後昭和29年(1954年)に再開されている。天野は昭和42年(1967年)に手を引き、深井人詩氏にバトンタッチされた。その後渡辺美好が共編者となった時期を経て、最後に中西が引き継ぐこととなった。中断期間はあるものの、想像を絶するほど長い時代にわたって、この連載は書誌の世界を眺めてきたことになる。

 再開される本連載では『日本古書通信』誌での形式を基本的にすべて踏襲することとした。したがって、ここで紹介していくのは新しく編まれた書誌・目録である。1冊全体が書誌であるものはもちろん、研究書に収められた参考文献なども対象とする。あるいは著作家の伝記に付けられた年譜も著作物が記されていれば採録することとする。もうひとつの柱である「図書関係文献」は年に1回程度とりあげることとなろう。唯一異なるのは書名等の長さに制限を加える必要がなくなったことぐらいである。

 Webの世界に親しんでいない方にご覧いただけないのは残念である。携帯電話を持たず、電子辞書も敬遠している、本質的に活字人間である編者としては、できることなら印刷媒体での再開を企図していたのが正直なところだが、時代は想像以上に進んでいる。昨秋、新語事典が1種を残して刊行休止と伝えられたのは象徴的な事態であった。Web上での新語検索が主流となったことによるという。暮になると店頭に山のように詰まれていた新語辞典を見ることがもうなくなるのかと思うと、まことに寂しい。

 ともあれ、こうして再開されることは編者にとってもまことにありがたいことである。1年間の「書誌の書誌」を集積した『書誌年鑑』を発行する出版社のホームページ上で連載できることはあらゆる意味で願ってもないことである。ぜひご活用いただき、あわせて漏れているもののご指摘などを伺えるとすれば、Webでの公開の意義も高まることであろう。

2008年2月15日 中西 裕(昭和女子大学教授)

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