「図書館九条の会」発足
「図書館とともだち・鎌倉」事務局様からお知らせNo.76,No.77が届きました。
「図書館九条の会」発足について、世話人のお一人である阿曾千代子様より「図書館九条の会」アピールが同封されていましたので、ここで紹介いたします。

「図書館九条の会」アピール

 2004年7月4日から6日まで、札幌で開催された図書館問題研究会(図問研)第51回全国大会2日目夜の「テーマ別交流会」において「『戦争と図書館』(清水正三編 1977年刊)を語る会が開かれ、戦争そのものの体験なども真剣に語り合われました。そしてこの「語り合い」のなかから、われわれで「図書館九条の会」を発足させては、という声が上がりました。
 「9条を守る」さまざまな運動は、これまで国内はもとより国際的にもオーバービー博士らの活動へと広がっています。
 さる6月10日、日本の知性と良心を代表する文化人9氏(井上ひさし、梅原猛、大江健三郎、奥寺康弘、小田実、加藤周一、澤地久枝、鶴見俊輔、三木睦子)により「九条の会が発足、「九条の会アピール」が発表されました。アピールは、「憲法9条を激動する世界に輝かせたい」と述べ、「日本と世界の平和な未来のために、日本国憲法を守るという一点で手をつなぎ、『改憲』のくわだてを阻むため、一人ひとりができる、あらやうる努力を、いますぐ始めることを訴えます。」と結んでいます。
 私たち図書館に関わる者も、このアピールに心から賛同します。そして、「図書館は平和の時代に発展し、戦争の時代に衰退することは、古今東西かわらぬ真実」(『戦争と図書館』)という先達の至言を心に刻み、9条をもつ平和憲法を守り生かすこの歴史的運動に参加します。このような趣旨で、「図書館九条の会」が発足しました。
 図書館に関わるすべての人に、この会への参加を心から訴えます。
 2004年9月9日
 (上記は送付資料より引用)

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