CD-ジャーナルのカバー/レーベル

「CDジャーナル」35年分406冊全ページをDVD12枚に収録

 

 

はじめに

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1982年10月、世界初のCDが日本で発売されて以降、瞬く間にCDは世界市場に普及し、84年にはアナログレコードの売り上げを上回ります。

    

音楽再生ソフトとしてCDが席巻していくまさにこのような時期、1985年に日本で唯一の音楽総合情報誌として月刊誌「CD ジャーナル」が発刊されます。

「CDジャーナル」は市販される全ジャンルの音楽CDをくまなく掲載紹介するという他に例を見ない CD目録としての価値にとどまらず、当代の音楽評論家、研究者による精緻なリポート、独占インタビューを含めた世界の音楽家、アーチストの紹介で、音楽シーンの動向をリアルタイムで伝えています。加えてCD再生装置としての音響機器の重要性に目を向け、聴き手重視の音響製品レビューにかなりの誌面を割いているほか、映像ソフトであるLD、DVDのリリース情報も紹介されています。

1985年の創刊4月号から2019年4月号までの35年分全406冊、広告誌面も含め全ページを収録したこのアーカイブは、85年以降のCD全史、延いては音楽全史、カルチャー全史を概観するよすがとなるはずです。

2023年5月


 

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商品のご案内


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市販された音楽CDをくまなく掲載。資料的価値を越えて

毎月発売される1000タイトル以上のCDを網羅。そのうちの多くは単に発売日、価格、レーベル、収録曲といった基本データにとどまらず、簡便で明快なクリティークが有数の音楽ライターらの手によって記されています。それらの評を読み解くことによって、ヒットチャートを賑わすことのなかった未知のCDの中から、珠玉の作品を探し当てることも。

2006.02「CD新譜試聴記700点!」:700点のCDの発売データや収録曲名に加え、簡潔な解説が読める。


 

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ジャンルを越境することで見えてくる音楽の総体

「CDジャーナル」が取り上げているのは新譜に限りません。既発売も含めオールジャンル全てのCDに目が向けられています。たとえばピアノをテーマにした特集ではクラシックだけでなく、ジャズ、ロック、ポップミュージックなど各ジャンルのトップミュージシャンへの取材や専門家のエッセイによって、多角的、横断的に紹介されます。同誌ならではの音楽的蓄積をフル活用した取材によって編集された誌面が、総体としての音楽への理解を深める助けになるでしょう。

2003.10目次。特集「ピアノに憑かれて」:ピアノを切り口に全てのジャンルの音楽が洞察される。

1991.10目次。特集「名曲ヴォーカル・アルバム100選」:古今東西ノンジャンルで名盤100をピックアップ。


 

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1曲から広がる世界

市販CDをあまねく紹介する一方、一つのアルバムあるいは楽曲に対して深く掘り下げるのも「CDジャーナル」の特色の一つです。とりわけクラシックでは一つの楽曲を、多くの指揮者・奏者が取り上げています。チャイコフスキーの「悲愴」、マーラーの「巨人」、ベートーヴェン「第九」などクラシック王道の作品がそれぞれのCDを比較試聴して紹介されています。

1993.04「マーラー「巨人」徹底聴き比べ52 枚」:企画内に掲載された52枚のリスト。CDデータはもちろん指揮者、オーケストラ名も。


 

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オールジャンルならではのカルチュラルな特集

「CDジャーナル」が横断するジャンルは音楽だけにとどまらず、広く文化一般に及びます。雑誌の顔たる特集でもしばしば試みられ、芸術全般、時代、社会との相関を見ることができます。

2009.08[村上春樹をめぐる100枚」:村上作品に登場するクラシックからジャズ、ロックに及ぶ楽曲紹介を糸口に、村上文学と音楽の関連を識者が読み解いていく。


 

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アーチストのリアルタイムの肉声が伝えるリアリティ

毎号、数多くの音楽家、ミュージシャンの独占インタビューが掲載されています。35 年間のその蓄積から、アーチストそれぞれの音楽的変遷をうかがい知ることができると同時に、その時々のミュージックシーンが浮かび上がります。

2005.10目次:サザンオールスターズ、ポール・マッカートニー、ザ・ローリング・ストーンズ、ハービー・ハンコック、ソニー・ロリンズetc. そうそうたるメンバーがインタビューに応えていることがわかる。


 

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映像メディアの分析と変遷

創刊以来常に「CDジャーナル」は音楽と映像との関連に注力し数多くの記事を編むと同時に、再生ソフトについてもCD同様多くの誌面を割いています。LDからDVDへの変遷、映像メディアの意義をアーカイブから読み取ることができます。

2003.07 特集「音楽DVD祭り」では厖大な音楽DVDから55枚を厳選し詳細に解説。

2011.11 音楽家としての側面も持つ映画監督デヴィッド・リンチを巻頭でフィーチャー。音楽制作についての本人の発言で明かされるリンチの世界。


 

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多彩な執筆陣による論考と洒脱なエッセイ

特集テーマに即した論考やリアルタイムのディスク評はもとより、様々なアーチストやレコードレーベル、音響機器にフォーカスした読み物、連載コラムの全てをこのアーカイブで読むことができます。

2002.12目次:多種多彩な執筆陣の一端が知れる。20世紀を彩った100人のアーチストを毎号一人ずつ紹介する「アーティスト研究シリーズ」、レコードレーベル を1社ずつ取り上げる「レーベル研究シリーズ」は“研究”と銘打たれているとおり、対象が徹底的に探求される。評判を呼んだ「山下洋輔の文字化け日記」は 100 回を越える長期連載となった。軽妙な筆致で笑いを誘う一方、卓越した文化批評になっている。


 

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再生機器の変遷。技術の進化が変えるヒトとモノとの関係

ソフトのみならず再生装置としての音響機器の取材にも相当の誌面が用意されています。練達のオーディオ専門家の批評眼が総括するスリリングなレビューと製品情報は「CDジャーナル」の特色の一つです。CD、LDプレーヤー全盛の時代からDAT、DVD、Bluetoothと配信の時代に向いオーディオ全般が様変わりしました。全ページを収録したこのアーカイブでは各冊に掲載された厖大な広告を総覧でき、それだけでも音響機器の変遷が一目瞭然、人間と機械との関係をもあぶりだします。

2002.03保存版特集「2001年オーディオ機器をふりかえる」:毎号さまざまなアプローチで音響機器を紹介する「CDジャーナル」。この号では、ジャズ、クラシック、ポップス、それぞれの音源再生に最適な機器を案内。

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料金表

通常価格 260,000円+税
特別価格 360,000円+税
特別価格とは、公共・大学図書館、研究機関向け法人価格です。

 

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お問い合わせ・ご注文

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