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情報リテラシーを身につける場としての図書館
実は、この情報リテラシー能力をはぐくむ場所として、最も適しているのが図書館です。
図書館には、次に述べるように、たくさんの種類の情報や資料が収集され、整理・保存されています。それらを探すための所蔵目録や、事典や辞書、年鑑、データベースなどのレファレンス資料が豊富にあります。そしてなにより、そうした情報の探し方や整理のしかたに精通した情報の専門家である図書館員がいて、情報リテラシー向上の支援をしてくれます。
図書館では、最近情報リテラシー支援のために、図書館案内ツアーといった初歩的なガイダンスをはじめとして、パソコンやデータベース検索講座を開催したり、統計情報や企業情報の調べ方などのような情報案内をホームページに掲載することを始めています。
図書館で、情報の幅広い世界を知り、的確に利用することができるようになれば、ネット情報を含む、さまざまな情報をその中に位置づけることができ、その探索や入手も容易になり、信頼性も判断できるようになります。インターネットの世界だけを見ていては、この情報世界全体の基本地図を頭の中に描くことはできません。
本来ならば、学校図書館において小・中学生のうちにこの情報リテラシーを身につけておくべきだと思います。けれども、高校生・大学生や社会人になっても遅くはありません。
また、情報を取り巻く環境は、だんだんと変わっていきます。学生時代に情報リテラシーを身につけたとしても、その後、図書館利用を通じて継続的に向上させることが必要になってきます。
本書を読んで、図書館を大いに利用し、この情報リテラシーを身につけ、社会生活を楽しんでほしいと思います。
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