海外一流の執筆陣による“アーカイブズ概論”
入門・アーカイブズの世界―記憶と記録を未来に― 入門・アーカイブズの世界―記憶と記録を未来に―
記録管理学会・日本アーカイブズ学会 共編
A5・280頁 定価(本体2,800円+税) ISBN978-4-8169-1981-7 2006年6月刊行
*アーカイブズ、図書館学、博物館学を学ぶ人に格好のテキスト*
  • アーカイブズ学の分野において、世界的に定評のある論文・講演を精選・翻訳した論文集です。


  • 記録管理の歴史的背景、海外での現状、未来への展望まで俯瞰することができます。


  • 図書館・公文書館・博物館関係者に、また関連講座のテキストにお薦めです。
■論文著者■
エリック・ケテラール
アムステルダム大学メディア学部アーカイブズ学教授、オーストラリア・モナッシュ大学客員教授


テオ・トマセン
ラインワート・アカデミー(アムステルダム芸術大学博物館学部)長


ジョン・カーリン
NARA米国国立公文書館・記録管理局第8代長官 (1995〜2005年)


ジャン=ピエール・ワロー
オタワ大学客員教授、ICA会長(1992〜96年)、カナダ文書館評議会初代会長(1985年)などを歴任


テリー・クック
カナダ・マニトバ大学大学院アーカイブズ学専攻準教授


スー・マケミッシュ
オーストラリア・モナッシュ大学情報管理・システム学科教授

『入門・アーカイブズの世界』刊行に寄せて

独立行政法人 国立公文書館
館長 菊池光興

 このたび記録管理学会と日本アーカイブズ学会という日本の代表的な関係学会の協働により『入門・アーカイブズの世界』が出版されるに至ったことを心から喜ぶとともに、我が国の公文書館制度を代表する立場から関係者皆様のご尽力に深く敬意を表したい。
 本書は、両学会の従来からの研究・啓発活動の積み重ねから生み出されたものであり、その内容は、現代社会における記録管理やアーカイブズの理論と実践の動向と課題に関する海外の優れた文献を翻訳し、広く我が国に紹介しようとするものである。書名にこそ「入門」という語が付されているが、収載論文はいずれも現在、世界のアーカイブズ界をリードする理論家・実践家による著作であり、これからの公文書館の在り方について日本の関係者に多くの示唆を与えてくれる高度な内容のものばかりである。誠に適切かつ有意義な編集出版と讃えられるべきである。
(以下、略)

■目次■
推薦文:国立公文書館館長 菊池光興
解説:安藤正人(人間文化研究機構国文学研究資料館アーカイブズ研究系)

第I部 アーカイブズを学ぶ
  1. 未来の時は過去の時のなかに─21世紀のアーカイブズ学(エリック・ケテラール著)
  2. アーカイブズ学入門(テオ・トマセン著)
  3. NARAとともに─わが戦略計画と成果(ジョン・カーリン著)
第II部 アーカイブズの歩み
  1. 現在の歴史を生きた記憶として刻印する─アーカイブズ評価選別の新しい視点(ジャン=ピエール・ワロー著)
  2. 過去は物語の始まりである─1898年以降のアーカイブズ観の歴史と未来へのパラダイムシフト(テリー・クック著)
第III部 レコード・キーピングのこれから
  1. きのう、きょう、あす─責任のコンティニュアム(スー・マケミッシュ著)
  2. スクリーンの向こう側─レコード・コンティニュアムとアーカイブズにおける文化遺産(テリー・クック著)

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