第1回 図書館サポートフォーラム賞受賞

遠藤 征広 氏

(遅筆堂文庫)

【遅筆堂文庫ウェブサイト】
【授賞理由】
 山形県川西町に同町出身の作家井上ひさし氏の蔵書13万冊を誘致、町当局にも働きかけて「遅筆堂文庫」を設立、分類・整理を行い広く研究一般に公開している。井上氏は作品執筆のための参考図書資料を継続的に寄贈。日本語関係図書、江戸古地図、忠臣蔵関係、自筆原稿等特色ある研究図書館になっている。
 一方同文庫と共に町立公共図書館、劇場を含めた川西町フレンドリープラザは講演会、こまつ座フランチャイズ公演、演劇学校、生活者大学校等を開催して全国から集客し町の活性化に寄与している。同氏の継続的な熱意と図書館を核とする地域への文化的、経済的貢献は図書館活動の新しい側面を切り拓くものとして高く評価される。
遠藤征広氏 【受賞のことば】
 偶然にも作家の井上ひさしさんと生まれ故郷が同じで、高校生の頃から井上先生が好きで、本を読み続けていました。それがご縁となり、ファンレターを出したことがきっかけで、井上先生からお世話をいただきました。「本を送るので、その本を利用して図書館を作って下さい」といわれたのです。
 井上先生の著書『本の運命』では故郷の若い人たちに図書館の本を託しましたと、1行触れられているだけですが、自分たちからみたら240頁の物語になりました(『遅筆堂文庫物語 小さな町に大きな図書館と劇場ができるまで』日外アソシエーツ刊)。いろいろな奇跡があって、小さい町に、現在蔵書20万冊の大きな図書館ができました。奇跡が起きたんだなと、今、思います。自分の人生も変わりました。本はすごい力、パワーを持っていると思いました。本に感謝しています。今日はありがとうございました。

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