〜第10回 図書館サポートフォーラム賞受賞〜

飯島 朋子 氏

(元・一橋大学附属図書館勤務)

  【受賞理由】
一橋大学図書館の司書として永年勤められ、その間、多くの意欲的な業務報告を発表される傍ら、ブロンテ姉妹やギャスケルの研究や文献目録に関する著作を多数発表された。これらは、いずれも多忙な業務の合間を縫ってものされたものである。その一方、図書館や図書館員が登場する映画を渉猟し、その調査結果を類型化して発表された。このことは、図書館を社会に認知させる上で大きな効果があったと考えられる。
【受賞のことば】

 きょうは、身に余る賞をいただきまして、ありがとうございます。文献目録作りは性に合っているようですが、文章はあまり上手くありません。

 研修で参加した東京大学図書館情報学セミナーで初めてコンピューターに触れ、このとき『一橋論叢』の記事を材料にしました。また井上如先生の指導の下で誌別索引についての論文を書きました。その後、学内の計算機センターで『一橋論叢』の執筆者別索引を作ったりしていましたが、深井人詩先生の研究会に参加させていただくようになり、ブロンテ文献目録に手を染めました。

 やがて同研究会のメンバーの方が始められた図書館映画メーリングリストに加わり、自分なりの図書館映画のリスト作りを始めました。このリストを印刷して本の形にしていましたが、自費出版本として発行するようになりました。

  本は最初に日外から出していただいたブロンテの目録1冊をのぞいて、全て自費出版です。職場を定年退職後は、パク・ヨンハの文献目録作りに熱中していますが、それが完成したら、また図書館映画の本を書きたいと思っています。

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