挨拶 山崎久道 氏(図書館サポートフォーラム代表幹事)


 本日はコロナ禍の中、図書館サポートフォーラム賞の表彰式会場に足をお運びいただき、誠にありがとうございます。図書館サポートフォーラムの代表幹事を仰せつかっております山ア久道と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

 図書館サポートフォーラム賞も、今回22回目を迎えることとなりました。2〜3月というまさしく新型コロナウィルスが国内でも猛威を振るい始めた時期に表彰選考を行い、幹事の方々と議論を重ねた結果「こういう時だからこそ、表彰活動を続けた方がよいのではないか」という結論に至り、表彰発表を行いました。ただ私も含め高齢者の多い会ですので、例年4月に予定していた表彰式は、感染拡大を避けて延期し、本日の開催に至りました。

 さてこの賞のコンセプトは、三点に要約できるかと思います。毎回話していることで、ご承知の方も多いと思われますが、大事なポイントですので、改めてご説明させていただきます。

 1つ目は、図書館において、非常に地道な活動や専門性を発揮されてきた方々や組織の成果を表彰させていただくということが、第一のポイントとなっています。

 2つ目は、図書館の活動、あるいは図書館に類似する文書館とかも含めてと思いますが、社会に対して広く訴える、あるいはそういった活動に貢献された方を表彰させていただくというのが、第二のポイントとなっています。

 3つ目は、図書館の国際化というものに非常に貢献された、例えば国際支援とか、あるいは国際的な交流活動、もしくはその中における日本の地位を高めることに貢献された方を表彰させていただくというのが、第三のポイントとなっています。

 大体この専門性、社会的意義、国際貢献といった三つを柱にして、元代表幹事である末吉哲郎さんのご発案で始められた賞でございます。この未曽有の事態であるコロナ禍の中、多くの図書館の運営活動そのものも危機をきたしています。本会はささやかな組織ではありますが、こういった表彰活動を通して、図書館に従事される方達をサポートしていくことが今後も必要だと思っています。

 この後、表彰委員長の水谷さんより、表彰選考の経過と表彰理由についてご報告がございます。今回も素晴らしいお三方の表彰者をお迎えすることができましたので、コロナ禍で三密を避けなければならず、いろいろとご不便をおかけしますが、感染予防の範囲でお楽しみいただければ幸いです。

 以上をもちまして、表彰式のご挨拶とさせていただきます。ご静聴ありがとうございました。