第219回 外来件名編(2026年4月)

2026.4.14 update

キーワード 書誌表示 編著者名 『書名 巻次』/「誌名 巻.号.通号」 発行所 発行年月 掲載頁
アジャイル開発 参考文献 Derby,E* 『アジャイルレトロスペクティブズ : チームの学習と改善を促進させる「ふりかえり」の実践ガイド 2版』 オーム社 2025.9 p289-290
アレルギー 参考文献 森田英明* 『アレルギーの科学 : なぜ起こるのかどうして増えているのか』 講談社 2025.10 p328-316
インフレーション 参考文献 渡辺努 『インフレの時代 : 賃金・物価・金利のゆくえ』 中央公論新社 2026.1 p307-300
ウイルス 参考文献 アイルランドT 『善良なウイルス : 世にも数奇なファージ医療の歴史』 文藝春秋 2025.11 p355-369
SF 必読書24 小浜徹也 『超SF創作マニュアル : 名作・ファンダム・キーワード−書き出すために必要な、すべて』 ゲンロン 2025.10 p26-35
NPO 学習ガイド* 澤村明* 『はじめてのNPO論 新版』 有斐閣 2025.9 p241-253
企業スポーツ 参考文献 早稲田大 『進化する企業スポーツ』 創文企画 2025.10 p29,60-61,74,112,
142-143
キャリアデザイン 引用参考文献一覧 旦まゆみ 『自立へのキャリアデザイン : 地域で働く人になりたいみなさんへ 3版』 ナカニシヤ出版 2025.9 p117-118
筋力トレーニング 参考文献 真田樹義 『健康寿命をのばす太ってていい超かんたんシニア筋トレ』 創元社 2025.12 p127-126
クリスマス 参考文献 間部香代 『クリスマス : ちいさな本の贈りもの』 グラフィック社 2025.10 p156-157
ケアワーカー 引用文献 村松健司* 『施設で暮らす子どもの生活と育ちを支えるケアワーカー : 子どものケアとセルフケアのために』 福村出版 2025.9 p142-146
国際マーケティング 参考文献一覧 唐沢龍也 『国際マーケティングの補助線』 文眞堂 2025.9 p261-269
コンピュータ 参考文献 アイテックIT人材教育研究部 『コンピュータシステムの基礎 19版』 アイテック 2025.10 p735-736
コンプライアンス 参考文献 中山達樹 『インテグリティが浸透するコンプライアンス・カルチャーの創り方』 中央経済社 2025.9 p185-187
再生可能エネルギー 参考文献 飯田哲也 『Ei革命 : エネルギー知性学への進化と日本の針路』 集英社インターナショナル 2026.1 p240-251
サンタクロース 参考文献 水口寿穂 『サンタクロースの文化史 : 古代ヨーロッパから現代日本へ』 人文書院 2025.11 p259-246
システム工学 参考文献 Walden,DD 『システムズエンジニアリングハンドブック 5版』 慶應義塾大出版会 2025.10 p293-310
シャーマニズム 文献 齋藤正憲 『南島素描 : 奄美・沖縄の巫俗』 新典社 2025.12 p238-248
シュルレアリスム 参考文献 酒井健 『シュルレアリスム : その思想と時代 増補』 筑摩書房 2025.9 p8-11b
ソーシャルワーク 参考文献 空閑浩人 『ソーシャルワークという「希望」 : 分断する社会の中で考える支援の根っこ』 ミネルヴァ書房 2025.9 p241-250
ゾンビ 文献リスト 岡田尚文* 『ゾンビ・スタディーズ』 水声社 2025.9 p309-313
ターミナルケア 参考文献 横川善正 『ターミナルアート : ケアの時代と「お仕舞い」のデザイン』 田畑書店 2025.10 p212-213
チェロ 参考文献 梅津時比古 『梅津時比古セレクション 1 ゴーシュを聴く : 宮沢賢治研究』 春秋社 2025.9 p187-188
DNA 参考文献と読書案内 キャロルSB 『適者はいかに作られる : DNAで読み解く進化の仕組み』 みすず書房 2025.12 p11-24b
デザイナー 参考文献 大崎優 『デザイナーのビジネススキル : キャリア5年目からの「壁」の越え方』 翔泳社 2025.9 p325-326
電子スピン共鳴 書籍リスト 森垣和夫* 『電子スピン共鳴の基礎と応用』 アグネ技術センター 2025.11 p187-202
ドメスティックバイオレンス防止法 参考文献 小島妙子 『DVに対する国家の介入』 信山社 2025.11 p219-222
ナショナリズム 参考文献 中井遼 『ナショナリズムとは何か : 帰属、愛国、排外主義の正体』 中央公論新社 2025.11 p280-254
ネーミング 引用文献 熊谷学而 『「かわいい」言語学 : 音とイメージから解明するネーミングのしくみ』 大修館書店 2025.12 p203-215
ハッキング 参考文献 橘玲 『HACK』 幻冬舎 2025.10 2pb
パブリックアート 参考文献 安川晴基 『想起のトポグラフィー : ホロコーストの記憶と空間実践』 岩波書店 2025.11 p1-13b
パワーハラスメント 引用参考文献 宮本剛志 『なぜパワハラは起こるのか : 職場のパワハラをなくすための方法』 ぱる出版 2025.9 p268-269
ハンセン病 参考文献 木村光豪 『国連特別報告者とハンセン病問題 : ハンセン病患者・回復者とその家族に対する差別撤廃に向けた取り組み』 皓星社 2025.11 p181-189
ピアノ 参考文献 鈴木智彦 『ヤクザときどきピアノ 増補』 筑摩書房 2025.9 p194-195
フィールドワーク 参照文献 原知章 『ミニエスノグラフィーの教科書 : 現場の文脈的理解をめざすフィールドワークへの誘い』 ナカニシヤ出版 2025.9 p229-244
フェアトレード 参考文献 山本純一 『フェアトレード原論 : ラテンアメリカから問い直す』 明石書店 2025.12 p333-344
フリースクール 文献 西垣順子* 『地域がつくる子どもの居場所 : 不登校になっても孤立しないまちづくり』 晃洋書房 2025.11 p12-13,25,
39-40,121
ペット 引用文献 大倉健宏 『ポスト・コロナ時代のペットフレンドリーなコミュニティ : 飼い主の意識と飼育実践の変化』 新曜社 2025.11 p245-249
ボーイスカウト 引用参考文献一覧 孫佳茹 『中華民国期の「童子軍」 : ボーイスカウト運動の受容と展開』 早稲田大出版部 2025.12 p261-269
ホラー小説 参考文献 朝宮運河 『日本ホラー小説史 : 怪談、オカルト、モキュメンタリー』 平凡社 2026.1 p257-263
ボランティア活動 参考書籍 御舘久里恵* 『にほんごボランティア手帖 : 外国人と対話しよう! 増補改訂』 凡人社 2025.11 p102-105
ホロコースト 参考引用文献 ロートM 『ホロコーストを知るための101の質問』 白水社 2025.9 p1-4b
マインドフルネス 書籍 ウィリアムズM* 『さらに深めるマインドフルネス : 安らぎへと導かれる新たな8週間のプログラム』 創元社 2025.9 p222-223
マスメディア 参考文献 岡田敦美 『メディアとメキシコ : 公共空間とマスメディアが伝えるもの』 早稲田大出版部 2025.10 p283-301
ミュージカル 文献リスト 山本秀行* 『アメリカン・ミュージカルと文化表象』 小鳥遊書房 2025.10 p326-340
ラーメン 参考文献 チ・ヨンジュン 『韓国インスタントラーメンの世界』 原書房 2025.11 p276-277
ラジオ受信機 史料文献 高橋雄造 『ラジオの歴史 : 工作の<文化>と電子工業のあゆみ 新装』 法政大出版局 2025.11 p11-31b
量子コンピュータ 参考文献 藤井啓祐 『教養としての量子コンピュータ』 ダイヤモンド社 2025.11 p317-316
ロゴタイプ 参考文献 友利昴 『明治・大正のロゴ図鑑 : 登録商標で振り返る企業のマーク』 作品社 2026.1 p269-274
ワイン 参考文献 福田育弘 『ワインを作る思想、飲む文化 : フランスワインの文化学』 教育評論社 2025.12 p291-295

編者:有木太一ふとし紹介

 1968年11月、東京都杉並区の産婦人科で生まれ、世田谷区で乳幼児期を過ごし、小学校入学時に群馬県に移る。市立の小・中学校と県立の高校を卒業し、少し長い浪人期間を経て、早稲田大学第二文学部(現文化構想学部・文学部)に入学。“大学5年生”の時、図書館司書資格関係の講座を受講し、深井人詩・中西裕両先生に師事。この縁で、2018年2月「最近の書誌図書関係文献」を引き継ぐことになった。また、『書誌年鑑』2016・2017年版で編集作業を見習い、2018年版から編者に就任した。現在は東京都特別区西部在住。

 これまで連載を続けられた中西裕先生は、連載開始から満10周年となる2018年1月をもってご勇退されました。2008年2月からの10年間、本当にお疲れさまでした。この2月からは、有木太一が担当します。未熟者ですが微力を尽くしますので、よろしくお願いいたします。体裁や掲載ルールなどは、基本的にこれまでと同じです。

2018年2月 有木太一

2008年「最近の書誌図書関係文献」再開にあたって(中西ゆたか

 『日本古書通信』誌で長期にわたって連載され、2007年7月をもって終了した「最近の書誌図書関係文献」が日外アソシエーツ社のご厚意でここに復活することとなった。

 歴史をたどってみると、書誌学者天野敬太郎が昭和15年(1940年)に連載を始め、戦争が激しくなったために昭和19年(1944年)に中断、10年のブランクを経て戦後昭和29年(1954年)に再開されている。天野は昭和42年(1967年)に手を引き、深井人詩氏にバトンタッチされた。その後渡辺美好が共編者となった時期を経て、最後に中西が引き継ぐこととなった。中断期間はあるものの、想像を絶するほど長い時代にわたって、この連載は書誌の世界を眺めてきたことになる。

 再開される本連載では『日本古書通信』誌での形式を基本的にすべて踏襲することとした。したがって、ここで紹介していくのは新しく編まれた書誌・目録である。1冊全体が書誌であるものはもちろん、研究書に収められた参考文献なども対象とする。あるいは著作家の伝記に付けられた年譜も著作物が記されていれば採録することとする。もうひとつの柱である「図書関係文献」は年に1回程度とりあげることとなろう。唯一異なるのは書名等の長さに制限を加える必要がなくなったことぐらいである。

 Webの世界に親しんでいない方にご覧いただけないのは残念である。携帯電話を持たず、電子辞書も敬遠している、本質的に活字人間である編者としては、できることなら印刷媒体での再開を企図していたのが正直なところだが、時代は想像以上に進んでいる。昨秋、新語事典が1種を残して刊行休止と伝えられたのは象徴的な事態であった。Web上での新語検索が主流となったことによるという。暮になると店頭に山のように詰まれていた新語辞典を見ることがもうなくなるのかと思うと、まことに寂しい。

 ともあれ、こうして再開されることは編者にとってもまことにありがたいことである。1年間の「書誌の書誌」を集積した『書誌年鑑』を発行する出版社のホームページ上で連載できることはあらゆる意味で願ってもないことである。ぜひご活用いただき、あわせて漏れているもののご指摘などを伺えるとすれば、Webでの公開の意義も高まることであろう。

2008年2月15日 中西 裕(昭和女子大学教授)

TOP