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第216回 図書編1(2026年1月)

2026.1.15 update
キーワード 編著者名 『書名 巻次』/「誌名 巻.号.通号」 発行所 発行年月 頁数・サイズ
移動図書館 石川敬史 『移動図書館の「いま」 : 全国移動図書館実態調査2022』 日本図書館協会 2025.3 127p 26cm
印刷 岩波書店編集部 『本ができるまで : カラー版 増補』 岩波書店 2025.4 13,219p 18cm
大宅壮一文庫 阪本博志 『雑誌図書館を活用した研究』 勉誠社 2025.9 5,189p 21cm
学問 小俣ラポー日登美 『「事実」の交差点 : 科学的対話が生まれる文脈を探して』 ナカニシヤ出版 2025.3 8,269p 20cm
学校図書館 堀川照代 『学校図書館活用の考え方と実践事例 : 資料・情報の活用で学びを深めるために』 樹村房 2025.7 9,216p 26cm
川の図書館 熊谷沙羅 『私と家族と「川の図書館」』 有隣堂 2025.8 207p 19cm
岐阜市立中央図書館 吉成信夫 『賑わいを創出する図書館 : 開館9ケ月半で来館者100万人を達成した「みんなの森ぎふメディアコスモス」の冒険』 KADOKAWA 2025.6 296p 19cm
共和国(出版社) 下平尾直 『版元番外地 <共和国>樹立篇』 コトニ社 2025.6 285p 20cm
禁止本 堂本かおる 『絵本戦争 : 禁書されるアメリカの未来』 太田出版 2025.2 194p 19cm
「クウネル」 木村衣有子 『生活は物語である : 雑誌『クウネル』を振り返る』 BOOKNERD 2025.5 157p 19cm
古書店 鹿島茂 『古本屋の誕生 : 東京古書店史』 草思社 2025.2 286p 20cm
古書店 バイセルS 『ブックセラーズ・ダイアリー 3 スコットランドの古書店主がまたまたぼやく』 原書房 2025.7 414p 19cm
古書店 冨樫チト 『踊る絵本屋』 緑のゆび 2025.8 205p 19cm
古書店 澄田喜広 『古本屋という仕事 : スローリーディング宣言!』 青弓社 2025.Y 219p 19cm
雑誌 永田大輔* 『雑誌利用のメディア社会学 : 文化を可能にする「工夫」』 ナカニシヤ出版 2025.6 4,296p 21cm
質的調査 土元哲平* 『オートエスノグラフィー・マッピング : 「私」からはじめる研究手法を知るための地図』 新曜社 2025.9 11,198,7p 19cm
児童図書館 汐崎順子 『子どもと本をつなぐ : 子ども文庫と私立図書館』 玉川大学出版部 2025.X 316,19p 20cm
信濃毎日新聞 増田正昭 『抵抗の水脈 : 桐生悠々とその時代』 信濃毎日新聞社 2025.5 254p 19cm
ジャーナリズム デュフールF 『ジャーナリズムの100語』 白水社 2025.3 178,5p 18cm
ジャーナリズム 西田亮介 『エモさと報道』 ゲンロン 2025.7 227p 19cm
ジャーナリズム 栗原俊雄 『戦争と報道 : 「八月ジャーナリズム」は終わらない』 岩波書店 2025.8 71p 21cm
ジャーナリズム 石川陽一 『記者迫害 : 崩れゆくジャーナリズムの現場から』 花伝社 2025.X 251p 19cm
修辞法 石丸恵彦* 『中高生のための表現読本 : 語感を磨くレトリック選』 筑摩書房 2025.X 223p 21cm
出版 能勢仁* 『出版流通が歩んだ道 : 近代出版流通誕生150年の軌跡』 出版メディアパル 2025.1 207p 21cm
出版 鈴木俊幸 『本の江戸文化講義 : 蔦屋重三郎と本屋の時代』 KADOKAWA 2025.1 470p 19cm
出版 長友千代治 『江戸庶民の読書と学び 増補改訂』 勉誠社 2025.2 13,322,10p 21cm
出版 宮崎伸治 『出版中止! : 一度「死んだ」から書けた翻訳家残酷物語』 小学館 2025.3 207p 19cm
出版 小田光雄 『近代出版史探索 外伝 2』 論創社 2025.5 8,473p 20cm
出版 ロブM 『英国ブックセラーの歴史 : 出版・書店・販売』 原書房 2025.8 325p 22cm
情報管理 フランダースJ 『アルファベット順の文化史 : 図書館の分類法からオリンピックの国別入場まで』 原書房 2025.X 345,36p 20cm
情報検索 小曽川真貴 『調べ物に役立つ図書館のデータベース 2025』 勉誠社 2025.7 12,228p 19cm
書籍商 奈良敏行 『本屋のパンセ : 定有堂書店で考えたこと』 作品社 2025.3 243p 20cm
書籍商 飯田一史 『町の本屋はいかにしてつぶれてきたか : 知られざる戦後書店抗争史』 平凡社 2025.4 351p 18cm
書籍商 小林昌樹 『立ち読みの歴史』 早川書房 2025.4 195p 18cm
書籍商 フウ 『ヨルダンの本屋に住んでみた』 産業編集センター 2025.6 286p 19cm
書籍商 日比嘉高 『帝国の書店 : 書物が編んだ近代日本の知のネットワーク』 岩波書店 2025.8 7,401,3p 22cm
書籍商 金彦鎬 『世界書店紀行 : 本の森の旅とカラー写真ルポ 普及版』 出版メディアパル 2025.X 286p 21cm
書評 中村桂子 『今地球は?人類は?科学は? : 生命誌研究者、半世紀の本の旅』 藤原書店 2025.1 276p 19cm
書評 みすず書房 『読書アンケート : 識者が選んだ、この一年の本 2024』 みすず書房 2025.2 180p 21cm
書評 横尾忠則 『横尾忠則2017-2025書評集』 光文社 2025.4 324p 18cm
書評 岡本勝人 『岡本勝人書評集成 : ポエジーを求めて』 左右社 2025.7 481p 19cm
書評 松岡正剛 『百書繚乱』 アルテスパブリッシング 2025.8 455p 19cm
書評 北上次郎 『新刊めったくたガイド大大全 : 1978|2023』 本の雑誌社 2025.9 1181p 21cm
書評 宮部みゆき 『宮部みゆきのおすすめ本 : 2020-2024 : in本よみうり堂』 中央公論新社 2025.9 322p 18cm
資料組織化 ヤアランB 『知識組織論とはなにか : 図書館情報学の展開』 勁草書房 2025.8 12,250p 22cm
蔵書家 小山力也 『古本屋ツアー・イン・日下三蔵邸』 本の雑誌社 2025.5 254p 18cm
蔵書家 日下三蔵 『断捨離血風録 : 3年で蔵書2万5千冊を減らす方法』 本の雑誌社 2025.5 342p 19cm
装本 センドポインツ・パブリッシング 『クリエイティブ・ブックデザイン : ユニークな印刷・加工・製本アイデアコレクション』 グラフィック社 2025.6 302p 26cm
装本 クラフト・エヴィング商會 『ただいま装幀中』 筑摩書房 2025.8 159p 18cm

編者:有木太一ふとし紹介

 1968年11月、東京都杉並区の産婦人科で生まれ、世田谷区で乳幼児期を過ごし、小学校入学時に群馬県に移る。市立の小・中学校と県立の高校を卒業し、少し長い浪人期間を経て、早稲田大学第二文学部(現文化構想学部・文学部)に入学。“大学5年生”の時、図書館司書資格関係の講座を受講し、深井人詩・中西裕両先生に師事。この縁で、2018年2月「最近の書誌図書関係文献」を引き継ぐことになった。また、『書誌年鑑』2016・2017年版で編集作業を見習い、2018年版から編者に就任した。現在は東京都特別区西部在住。

 これまで連載を続けられた中西裕先生は、連載開始から満10周年となる2018年1月をもってご勇退されました。2008年2月からの10年間、本当にお疲れさまでした。この2月からは、有木太一が担当します。未熟者ですが微力を尽くしますので、よろしくお願いいたします。体裁や掲載ルールなどは、基本的にこれまでと同じです。

2018年2月 有木太一

2008年「最近の書誌図書関係文献」再開にあたって (中西ゆたか

 『日本古書通信』誌で長期にわたって連載され、2007年7月をもって終了した「最近の書誌図書関係文献」が日外アソシエーツ社のご厚意でここに復活することとなった。

 歴史をたどってみると、書誌学者天野敬太郎が昭和15年(1940年)に連載を始め、戦争が激しくなったために昭和19年(1944年)に中断、10年のブランクを経て戦後昭和29年(1954年)に再開されている。天野は昭和42年(1967年)に手を引き、深井人詩氏にバトンタッチされた。その後渡辺美好が共編者となった時期を経て、最後に中西が引き継ぐこととなった。中断期間はあるものの、想像を絶するほど長い時代にわたって、この連載は書誌の世界を眺めてきたことになる。

 再開される本連載では『日本古書通信』誌での形式を基本的にすべて踏襲することとした。したがって、ここで紹介していくのは新しく編まれた書誌・目録である。1冊全体が書誌であるものはもちろん、研究書に収められた参考文献なども対象とする。あるいは著作家の伝記に付けられた年譜も著作物が記されていれば採録することとする。もうひとつの柱である「図書関係文献」は年に1回程度とりあげることとなろう。唯一異なるのは書名等の長さに制限を加える必要がなくなったことぐらいである。

 Webの世界に親しんでいない方にご覧いただけないのは残念である。携帯電話を持たず、電子辞書も敬遠している、本質的に活字人間である編者としては、できることなら印刷媒体での再開を企図していたのが正直なところだが、時代は想像以上に進んでいる。昨秋、新語事典が1種を残して刊行休止と伝えられたのは象徴的な事態であった。Web上での新語検索が主流となったことによるという。暮になると店頭に山のように詰まれていた新語辞典を見ることがもうなくなるのかと思うと、まことに寂しい。

 ともあれ、こうして再開されることは編者にとってもまことにありがたいことである。1年間の「書誌の書誌」を集積した『書誌年鑑』を発行する出版社のホームページ上で連載できることはあらゆる意味で願ってもないことである。ぜひご活用いただき、あわせて漏れているもののご指摘などを伺えるとすれば、Webでの公開の意義も高まることであろう。

2008年2月15日 中西 裕(昭和女子大学教授)

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