第218回 件名編(2026年3月)

2026.3.16 update

キーワード 書誌表示 編著者名 『書名 巻次』/「誌名 巻.号.通号」 発行所 発行年月 掲載頁
阿弥陀仏 参考文献 伊藤唯眞 『日本人の阿弥陀信仰』 法藏館 2025.12 p332-333
エナガ ブックガイド BIRDER編集部 『シマエナガに会いたい!』 文一総合出版 2025.12 p126-127
海上保険 参考文献 中出哲 『海上保険 : グローバル・ビジネスの視点を養う 新版』 有斐閣 2025.12 p293-298
神楽 参考文献 鈴木正崇 『神楽の文化史』 法藏館 2025.12 p453-488
菓子 参考文献 ボーポミエA 『英国流ティータイムの料理帳』 原書房 2025.12 p186-187
河川運送 参考文献 鈴木哲雄 『物流の東国史 : 津々浦々の長者と富』 吉川弘文館 2025.12 p282-293
学校経営 おすすめの本 田口奈緒 『学校で性暴力が起こったら : チームで立ち向かう緊急対応・再発防止』 合同出版 2025.12 p155-157
貨幣 図書 日本貨幣商協同組合 『日本貨幣カタログ 2026 』 日本貨幣商協同組合 2025.12 p372-373
がん 参考引用文献リスト 養老孟司* 『病気と折り合う芸がいる』 エクスナレッジ 2025.12 p206-207
気象庁 参考文献 若林悠 『気象庁 : 危機と改革の時代を超えて』 東京大出版会 2025.12 p221-238
教員 引用文献 浜田博文 『教職エンパワーメント』 東洋館出版社 2025.12 p380-389
行政争訟 文献 河村浩 『行政事件における要件事実と訴訟実務 : 実務の正当化根拠を求めて 2版』 中央経済社 2025.12 p23-28f
共同所有 参考文献 平野裕之 『「共有」の論点と解釈』 慶應義塾大出版会 2025.12 p8-11f
クマ 参考文献 坪田敏男* 『クマなく伝えたいホッキョクグマのすべて』 実業之日本社 2025.12 p218-219
経営管理 参考文献 渡辺岳夫 『アメーバ経営システム論 : 会計手続きと心理的影響メカニズムの探究』 中央経済社 2025.12 p217-228
芸人 参考文献 上村裕香 『ぼくには笑いがわからない』 KADOKAWA 2025.12 2pb
建築 参考文献 石野裕子 『歴史が見えるフィンランド図鑑』 エクスナレッジ 2025.12 p200-202
更生保護 注引用文献等 湯原悦子* 『司法福祉学入門』 有斐閣 2025.12 p267-273
香道 参考文献一覧 尾崎左永子 『源氏の薫り』 講談社 2025.12 p274-277
幸福 参考文献 内田由紀子 『日本人の幸せ : ウェルビーイングの国際比較』 中央公論新社 2025.12 p231-224
国際私法 参考文献 嶋拓哉* 『国際私法』 勁草書房 2025.12 p329-330
細菌学 引用参考文献 竹田美文 『明治・大正・昭和の細菌学者たち : 北里柴三郎から藤野恒三郎まで』 大阪大出版会 2025.12 p279-271
栽培植物 文献 山本紀夫 『民族植物学入門 : アンデスからヒマラヤへ』 京都大学術出版会 2025.12 p397-430
自然地理 引用参考文献 水野一晴 『世界の見方が変わる地理学』 KADOKAWA 2025.12 p216-219
社会生物学 引用文献 辻和希 『利他と血縁 : 社会生物学入門』 岩波書店 2025.12 p229-243
授業研究 参考文献 有井優太 『校内授業研究におけるリーダーシップ : 研究推進組織の動態に着目して』 風間書房 2025.12 p251-271
呪術 選定参考文献 スタンモアT 『中世ヨーロッパの魔術師』 河出書房新社 2025.12 p305-301
証拠 文献 川出敏裕* 『事例から考える刑事証拠法』 有斐閣 2025.12 p10-11f
情報法 参考文献 <田中嘉彦> 『デジタル社会の政策と法』 勁草書房 2025.12 p76-77
植物 参考文献 船山信次 『日本人と植物 : 衣食住から毒と薬まで』 原書房 2025.12 p301-308
人事管理 参考文献 江夏幾多郎* 『人事管理 : 人と企業,ともに活きるために 2版』 有斐閣 2025.12 p281-293
参考文献* 難波優輝 『性的であるとはどのようなことか』 光文社 2025.12 p202-213
戦争犯罪人 参考文献一覧 中川竜児 『終章ナチ・ハンター : ナチ犯罪追及ドイツの80年』 朝日新聞出版 2025.12 p280-287
地殻変動 参考文献一覧 巽好幸 『神と仏の人文地質学 : 地殻変動で解き明かす日本古代史』 光文社 2025.12 p332-328
著作権法 文献 高林龍 『標準著作権法 6版』 有斐閣 2025.12 p13-14f
庭園 参考文献 桑木野幸司 『ヨーロッパ綺想庭園めぐり : 歴史の中の庭を歩く』 白水社 2025.12 p8-15b
鉄鋼業 参考文献 井上雄介 『戦前期鉄鋼産業政策の再検討 : 官営八幡製鉄所における政府の意思決定』 東京大出版会 2025.12 p173-185
電子記録債権法 文献 田邊宏康 『企業決済法講義』 成文堂 2025.12 p3-6f
都市計画 参考文献一覧 中村良夫 『都市をつくる風景 : 「場所」と「身体」をつなぐもの 新版』 藤原書店 2025.12 p315-317
人間関係 読書ガイド 唐沢かおり 『「気が利く」とはどういうことか : 対人関係の心理学』 筑摩書房 2025.12 p210-222
ネズミ 文献 中島定彦 『ネズミはなぜ回し車で走るのか』 岩波書店 2025.12 p1-8b
参考文献 加藤忠史 『「心の不調」の脳科学 : 脳の中で、何が起きているのか』 講談社 2025.12 p326-319
爬虫類 参考文献資料 坂爪真吾 『人はなぜ爬虫類を飼うのか : ブームと規制の60年史』 光文社 2025.12 p322-325
引揚問題 参考文献 大野俊 『忘れられていた日本人 : フィリピン残留二世の終わらぬ戦後』 高文研 2025.12 p283-291
平和教育 引用参考文献一覧 村上登司文 『平和教育研究 : 理論構築と実証分析のための学術的アプローチ』 明石書店 2025.12 p251-267
保育 参考文献 無藤隆* 『ときがたり無藤隆の「愛と知の循環」 : 生成し創発する保育をめざして』 中央法規出版 2025.12 p248-252
法社会学 文献案内 飯田高* 『法社会学 : データで読み解く法と社会』 有斐閣 2025.12 p297-302
法律学 参考文献 西田真之 『「法のカタチ」から考える法学の基礎 2版』 ミネルヴァ書房 2025.12 p245-252
麻薬 参考文献 藤野彰 『教養としての麻薬』 あさ出版 2025.12 p272-278
倫理学 読書案内 頼住光子 『日本倫理思想の考え方』 山川出版社 2025.12 p252-257

編者:有木太一ふとし紹介

 1968年11月、東京都杉並区の産婦人科で生まれ、世田谷区で乳幼児期を過ごし、小学校入学時に群馬県に移る。市立の小・中学校と県立の高校を卒業し、少し長い浪人期間を経て、早稲田大学第二文学部(現文化構想学部・文学部)に入学。“大学5年生”の時、図書館司書資格関係の講座を受講し、深井人詩・中西裕両先生に師事。この縁で、2018年2月「最近の書誌図書関係文献」を引き継ぐことになった。また、『書誌年鑑』2016・2017年版で編集作業を見習い、2018年版から編者に就任した。現在は東京都特別区西部在住。

 これまで連載を続けられた中西裕先生は、連載開始から満10周年となる2018年1月をもってご勇退されました。2008年2月からの10年間、本当にお疲れさまでした。この2月からは、有木太一が担当します。未熟者ですが微力を尽くしますので、よろしくお願いいたします。体裁や掲載ルールなどは、基本的にこれまでと同じです。

2018年2月 有木太一

2008年「最近の書誌図書関係文献」再開にあたって(中西ゆたか

 『日本古書通信』誌で長期にわたって連載され、2007年7月をもって終了した「最近の書誌図書関係文献」が日外アソシエーツ社のご厚意でここに復活することとなった。

 歴史をたどってみると、書誌学者天野敬太郎が昭和15年(1940年)に連載を始め、戦争が激しくなったために昭和19年(1944年)に中断、10年のブランクを経て戦後昭和29年(1954年)に再開されている。天野は昭和42年(1967年)に手を引き、深井人詩氏にバトンタッチされた。その後渡辺美好が共編者となった時期を経て、最後に中西が引き継ぐこととなった。中断期間はあるものの、想像を絶するほど長い時代にわたって、この連載は書誌の世界を眺めてきたことになる。

 再開される本連載では『日本古書通信』誌での形式を基本的にすべて踏襲することとした。したがって、ここで紹介していくのは新しく編まれた書誌・目録である。1冊全体が書誌であるものはもちろん、研究書に収められた参考文献なども対象とする。あるいは著作家の伝記に付けられた年譜も著作物が記されていれば採録することとする。もうひとつの柱である「図書関係文献」は年に1回程度とりあげることとなろう。唯一異なるのは書名等の長さに制限を加える必要がなくなったことぐらいである。

 Webの世界に親しんでいない方にご覧いただけないのは残念である。携帯電話を持たず、電子辞書も敬遠している、本質的に活字人間である編者としては、できることなら印刷媒体での再開を企図していたのが正直なところだが、時代は想像以上に進んでいる。昨秋、新語事典が1種を残して刊行休止と伝えられたのは象徴的な事態であった。Web上での新語検索が主流となったことによるという。暮になると店頭に山のように詰まれていた新語辞典を見ることがもうなくなるのかと思うと、まことに寂しい。

 ともあれ、こうして再開されることは編者にとってもまことにありがたいことである。1年間の「書誌の書誌」を集積した『書誌年鑑』を発行する出版社のホームページ上で連載できることはあらゆる意味で願ってもないことである。ぜひご活用いただき、あわせて漏れているもののご指摘などを伺えるとすれば、Webでの公開の意義も高まることであろう。

2008年2月15日 中西 裕(昭和女子大学教授)

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