最近の書誌図書関係文献
(有木太一編)

第218回 日本地歴編(2026年3月)

2026.3.16 update

キーワード書誌表示編著者名『書名 巻次』/「誌名 巻.号.通号」発行所発行年月掲載頁
愛知県史参考文献岩瀬彰利『もしかしてこんな愛知だった?』風媒社2025.7p160-161
アイヌ文学参考文献須田茂『近現代アイヌ文学史論 : アイヌ民族による日本語文学の軌跡 現代編』寿郎社2025.9p506-523
荒川資料参考文献絹田幸恵『荒川放水路ものがたり』太郎次郎社エディタス2025.10p264-266
硫黄島参考文献門田隆将『大統領に告ぐ : 硫黄島からルーズベルトに与ふる書』産経新聞出版2025.8p315-318
厳島の戦引用文献参考文献武内涼『厳島』新潮社2025.10p534-535
大奥参考文献東京国立博物館*『江戸・大奥 : 特別展』NHK*2025.7p392-393
大阪市参考文献長崎励朗『大大阪という神話 : 東京への対抗とローカリティの喪失』中央公論新社2025.12p210-216
大坂の陣参考文献笠谷和比古『論争大坂の陣』新潮社2025.10p236-238
沖縄問題参考文献稲嶺惠一*『二つの和解 : 苦悩の島・沖縄』ウェッジ2025.8p363-362
乙訓古墳群引用参考文献岸岡貴英『乙訓古墳群 : 倭王権の政治動向を映す縮図 : 京都府桂川右岸』同成社2025.8p133-138
合戦参考文献小和田泰経『47都道府県・合戦百科』丸善出版2025.7p322-323
旧石器時代参考文献国武貞克*『南回り、北回りの遭遇、列島のホモ・サピエンス : 新・日本旧石器文化の成立』朝日新聞出版2025.10p181-185
京都アニメーション放火殺人事件参考文献京都新聞取材班『自分は「底辺の人間」です : 京都アニメーション放火殺人事件』講談社2025.7p250-251
京都市参考文献竹内正浩『京都の近現代を歩く』実業之日本社2025.7p382-383
原子爆弾参考文献田代真人『被曝と抗う人びと : 80年、なお続く苦しみ』旬報社2025.8p248-250
後宮参考文献遠藤みどり『日本の後宮 : 天皇と女性たちの古代史』中央公論新社2025.8p234-238
国立民族学博物館参考文献ミンパクチャン『変わり者たちの秘密基地国立民族学博物館』CEメディアハウス2025.10p349-348
古墳参考参照文献一瀬和夫『47都道府県・古墳百科』丸善出版2025.12p269-270
狭山事件参考文献藤野豊『再審無罪に向けて裁判闘争の歴史を振り返る』世織書房2025.7p241-242
太平洋戦争参考文献貴志俊彦『戦争特派員は見た : 知られざる日本軍の現実』講談社2025.7p218-220
壬申の乱参考文献倉本一宏『壬申の乱 : 古代日本の風景を歩く』KADOKAWA2025.7p288-291
関ケ原の戦参考文献高橋陽介『シン・関ケ原』講談社2025.10p298-302
鷹狩参考文献目録<丸山大輝>『鷹狩の日本史 増補改訂』勉誠社2025.12p10-58b
千島列島参考文献本間浩昭『見えない壁 : 北方四島の記憶』KADOKAWA2025.8p316-318
朝鮮人虐殺事件参考文献渡辺延志『関東大震災虐殺の謎を解く : なぜ発生し忘却されたのか』筑摩書房2025.7p327-330
朝鮮人強制連行参考文献*殿平善彦『和解と平和の森 : 北海道・朱鞠内に朝鮮人強制労働の歴史を刻む』高文研2025.8p290-294
東京大空襲参考文献スコットJM『ブラック・スノウ : 東京大空襲と原爆投下への道』みすず書房2025.12p59-71b
東京都杉並区杉並が舞台の本地球の歩き方編集室『地球の歩き方 J26 杉並区』地球の歩き方2025.9p340-341
特別攻撃隊参考文献戸津井康之『生還特攻 : 4人はなぜ逃げなかったのか』光文社2025.7p260-261
都城参考文献青木敬『古代官衙の造営と宮都の構造』同成社2025.9p269-290
富山県史参考文献仁志耕一郎『闇抜け : 密命船侍始末』新潮社2025.9p386-387
日露戦争参考文献*稲葉千晴『日露戦争再考 : 軍事と外交の視点から』成文社2025.7p349-395,
425-443
日清戦争史料参考文献佐藤公彦『日清戦争・「三国干渉」と帝国主義「中国分割」 : 東アジア現代の国際関係構造の起点』ゆまに書房2025.7p427-432
似島参考文献永井均『被爆者が眠る島 : 知られざる原爆体験』岩波書店2025.11p73-75
日本管理政策参考文献中島早苗『48時間以内に退去せよ : 日本が戦争に負け、あの日、羽田で何が起きたのか』旬報社2025.8p159-160
日本経済参考文献脇田成『いまどうするか日本経済』筑摩書房2025.12p1-2b
日本史参考文献渋谷申博『トホホな日本史人物伝 : 13歳からのしくじり学』時事通信出版局2025.7p202-203
日本美術日外アソシエーツ『日本美術作品レファレンス事典 デザイン・ポスター・装丁篇』日外アソシエーツ2025.728,1122p B5
日本文学参考文献鴻巣友季子『なぜ日本文学は英米で人気があるのか』早川書房2025.12p254-241(1-14b)
比叡山参考文献景山春樹『比叡山』講談社2025.8p190-192
風船爆弾参考文献中脇初枝『伝言』講談社2025.8p368-369
武士参考文献関幸彦『恋する武士 : 色と権力の日本中世史』講談社2025.11p169-173
北海道史参考文献渡辺浩平『戦争と拓殖の時代 : 北海道歴史観光』白水社2025.9p1-5b
北方領土問題参考文献名越健郎*『北方領土を知るための63章』明石書店2025.9p370-379
満蒙開拓団参考文献松原文枝『刻印 : 満蒙開拓団、黒川村の女性たち』KADOKAWA2025.8p225-226
室町時代参考図書ユニプラン編集部『室町時代年表帖 下』ユニプラン2025.7p222-223
明治維新参考文献資料一覧三谷博『明治維新10講』岩波書店2025.12p239-248
木簡・竹簡参考文献森公章『古代木簡の世界 : 地方木簡がひらく古代史』勉誠社2025.8p193-198
湯浅党引用参考文献川口修実『湯浅党城館跡 : 中世紀伊国を席巻した大武士団の本拠 : 和歌山県有田郡』同成社2025.11p143-147
陸軍参考文献高杉洋平『帝国陸軍 : デモクラシーとの相剋』中央公論新社2025.7p283-287

凡 例

  : 他件名・書誌表示・編者略
 〈 〉 : 書誌部分編者
 p1-3b : 後付部分に書誌があって、頁付がある場合
 3pb : 後付部分に書誌があって、頁付がない場合
  : 図書単行書誌
 ks : 菊判
 46s : 四六判
 p7」 : 第7頁1頁のみのもの
 89p : 全頁
 prr : 各章末

編者:有木太一ふとし紹介

 1968年11月、東京都杉並区の産婦人科で生まれ、世田谷区で乳幼児期を過ごし、小学校入学時に群馬県に移る。市立の小・中学校と県立の高校を卒業し、少し長い浪人期間を経て、早稲田大学第二文学部(現文化構想学部・文学部)に入学。“大学5年生”の時、図書館司書資格関係の講座を受講し、深井人詩・中西裕両先生に師事。この縁で、2018年2月「最近の書誌図書関係文献」を引き継ぐことになった。また、『書誌年鑑』2016・2017年版で編集作業を見習い、2018年版から編者に就任した。現在は東京都特別区西部在住。

 これまで連載を続けられた中西裕先生は、連載開始から満10周年となる2018年1月をもってご勇退されました。2008年2月からの10年間、本当にお疲れさまでした。この2月からは、有木太一が担当します。未熟者ですが微力を尽くしますので、よろしくお願いいたします。体裁や掲載ルールなどは、基本的にこれまでと同じです。

2018年2月 有木太一

2008年「最近の書誌図書関係文献」再開にあたって(中西ゆたか

 『日本古書通信』誌で長期にわたって連載され、2007年7月をもって終了した「最近の書誌図書関係文献」が日外アソシエーツ社のご厚意でここに復活することとなった。

 歴史をたどってみると、書誌学者天野敬太郎が昭和15年(1940年)に連載を始め、戦争が激しくなったために昭和19年(1944年)に中断、10年のブランクを経て戦後昭和29年(1954年)に再開されている。天野は昭和42年(1967年)に手を引き、深井人詩氏にバトンタッチされた。その後渡辺美好が共編者となった時期を経て、最後に中西が引き継ぐこととなった。中断期間はあるものの、想像を絶するほど長い時代にわたって、この連載は書誌の世界を眺めてきたことになる。

 再開される本連載では『日本古書通信』誌での形式を基本的にすべて踏襲することとした。したがって、ここで紹介していくのは新しく編まれた書誌・目録である。1冊全体が書誌であるものはもちろん、研究書に収められた参考文献なども対象とする。あるいは著作家の伝記に付けられた年譜も著作物が記されていれば採録することとする。もうひとつの柱である「図書関係文献」は年に1回程度とりあげることとなろう。唯一異なるのは書名等の長さに制限を加える必要がなくなったことぐらいである。

 Webの世界に親しんでいない方にご覧いただけないのは残念である。携帯電話を持たず、電子辞書も敬遠している、本質的に活字人間である編者としては、できることなら印刷媒体での再開を企図していたのが正直なところだが、時代は想像以上に進んでいる。昨秋、新語事典が1種を残して刊行休止と伝えられたのは象徴的な事態であった。Web上での新語検索が主流となったことによるという。暮になると店頭に山のように詰まれていた新語辞典を見ることがもうなくなるのかと思うと、まことに寂しい。

 ともあれ、こうして再開されることは編者にとってもまことにありがたいことである。1年間の「書誌の書誌」を集積した『書誌年鑑』を発行する出版社のホームページ上で連載できることはあらゆる意味で願ってもないことである。ぜひご活用いただき、あわせて漏れているもののご指摘などを伺えるとすれば、Webでの公開の意義も高まることであろう。

2008年2月15日 中西 裕(昭和女子大学教授)

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