最近の書誌図書関係文献
(有木太一編)

第220回 日本人名編(2026年5月)

2026.5.15 update

キーワード書誌表示編著者名『書名 巻次』/「誌名 巻.号.通号」発行所発行年月掲載頁
会沢正志斎参考文献藤野博『會澤正志齋と水戸学の国体論』勉誠社2025.9p181-183
愛新覚羅家参考文献青山優太郎『愛新覚羅と大清帝国 : 曙光と黄昏』六一書房2025.10p355-359
赤塚不二夫年譜赤塚不二夫『シェー!!の自叙伝 : 赤塚不二夫クロニクル』晶文社2025.9p377-409
芥川龍之介参考文献姚紅『芥川龍之介が描いた近代中国の都市空間 : 揺らぐアイデンティティ』春風社2025.11p327-342
石原吉郎参考文献斉藤毅『石原吉郎の詩の構造 : 他者、言語、世界』法政大出版局2025.11p369-373
井上毅参考文献川越宗一『絢爛の法』新潮社2026.1p617-620
今里純出典参考資料竹本武志『ベースボールと野球を繋いだ男 : Dr.Imazato/今里純 知られざる戦後・日米野球交流の物語』ヘソノオ・パブリッシング2025.9p349-348
岩倉具視参考文献一覧佐々木克『岩倉具視』吉川弘文館2025.12p197-199
いわさきちひろ参考文献行司千絵『装いの翼 : おしゃれと表現と』岩波書店2025.9p251-254
上杉憲実参考文献駒見敬祐『上杉憲実 : 足利義教と持氏の狭間で苦悩した関東管領』戎光祥出版2026.1p235-239
楳茂都陸平参考文献一覧*桑原和美『楳茂都陸平の新舞踊 : 大正・昭和初期の舞踊改革』森話社2025.9p419-428,
441-470
大越正禅参考文献黒木亮『袈裟と駅伝』ベースボール・マガジン社2025.9p324-325
大関和参考文献田中ひかる『明治のナイチンゲール大関和物語』中央公論新社2025.10p341-345
太田昌国翻訳業績一覧久野量一*『生を見つめる翻訳 : 世界の深部をひらいた150年』東京外国語大出版会2025.12p311-314
大西茂文献一覧東京ステーションギャラリー『大西茂写真と絵画』平凡社2026.1p210-211
小原鉄五郎参考文献江上剛『信念の経営者・小原鐵五郎』PHP研究所2025.9p350-351
春日一幸参考文献梅澤昇平『春日一幸 : 夢とロマン、愛国と反共の政治家』展転社2026.1p184-185
片岡繁男略年譜片岡繁男『片岡繁男著作集 4』作品社2026.1p512-515
川端康成参考文献目録青木言葉『川端康成作品における<幻想>の構造』風間書房2026.1p277-280
楠田実参考資料和田純『匿名への情熱 : 政治と知的世界をつないだブレーン楠田實』吉田書店2025.9p675-694
久保克彦参照引用文献木村亨『輓馬の歌 : 《図案対象》と戦没画学生・久保克彦の青春 改訂』国書刊行会2025.10p251-254
小泉節子参考文献櫻庭由紀子『ラフカディオ・ハーンが愛した妻小泉セツの生涯』内外出版社2025.9p254-255
小松美羽参考文献小松美羽『小松美羽祈り宿る』求龍堂2025.9p166-167
五味太郎五味太郎絵本クロニクル制作チーム『五味太郎絵本クロニクル 1973-2025完全版』KTC中央出版2025.12406p A5
島隆参考文献蓑崎昭子『写真師島隆 : 日本初の女性フォトグラファー』皓星社2025.9p265-269
諸葛亮参考文献渡邉義浩『諸葛孔明 : 陳寿が『三国志』に秘した真実』潮出版社2025.12p322-326
白川静年譜笠井賢一『言霊の舟 : 白川静・石牟礼道子往復書簡』藤原書店2025.11p261-269
操上和美作品集*石川拓治『今という永遠 : 写真家・操上和美の90年』幻冬舎2026.1p244-246
高群逸枝年表蔭木達也『高群逸枝「共存の愛」の思想 : 民衆哲学から女性史へ』慶應義塾大出版会2025.9p328-333
谷川俊太郎詩集一覧田原『谷川俊太郎てのひらの詩集 : ベスト190』集英社2025.102pb
喜舎場英勝参考文献一覧藤澤健一*『史料近代沖縄教育史 : 喜舎場英勝の生きた世界』不二出版2025.10p299-315
知里幸恵参考文献富樫利一『もう一人の知里幸恵』彩流社2026.1p180-181
内藤多仲参考文献山田眞*『塔博士内藤多仲 : その足跡をたどる』早稲田大出版部2025.12p10-12b
内藤鳴雪参考文献黒川悦子『内藤鳴雪研究 : 子規と歩んだ俳句活動』和泉書院2025.9p287-292
長崎浩略年譜叛乱論研究会『長崎浩と『叛乱論』の半世紀』読書人2025.11p205-207
中野好夫著作翻訳書参考文献岩倉博『中野好夫の生涯 : 戦時下の反省 : 戦後の平和行動』花伝社2026.1p221-236
西田幾多郎参考文献引用文献浅井進三郎『西田哲学で民主主義を論証する : ChatGPTも民主主義を論証しました』東京図書出版2025.12p7-8
野田宇太郎(年表)岡野裕行『文学散歩の研究』文学通信2026.1p322-341
華岡青洲参考文献松木明知『華岡青洲の「誤算」 : その史実と背景』弘前大出版会2025.10p176-181
広瀬武夫参考文献笹本玲央奈『廣瀬武夫へのまなざし : 直筆資料に見る「軍神」の実像』成文社2025.12p339-366
福沢諭吉参考文献松沢弘陽『福翁自伝 増訂』岩波書店2026.1p518-519
細井和喜蔵著作年表細井和喜蔵没後百年記念事業実行委員会『『女工哀史』から百年 : 今も、和喜蔵の声が聞こえる : 細井和喜蔵没後百年記念誌』細井和喜蔵没後百年記念事業実行委員会2025.11p315-338
本阿弥光悦参考文献一覧根本知『本阿弥光悦の書 : 宗達下絵との調和』雄山閣2026.1p235-239
松田聖子参考文献中川右介『松田聖子と中森明菜 : 1980年代に起きたアイドル革命』朝日新聞出版2025.9p434-439
水木しげるブックガイド朝里樹『水木しげると京極夏彦 : 時代を超える「妖怪」の魅力』中央公論新社2025.11p186-198
明恵参考文献粕谷隆宣『構築された仏教思想 [12] 明恵 真言密教から見る清僧の真実』佼成出版社2025.12p154-156
美輪明宏参考文献平坂純一『最後の異端者 : 評伝美輪明宏』扶桑社2025.10p262-263
森鷗外引用参考文献文京区立森鷗外記念館『鷗外、最後の4年間 : 帝室博物館総長兼図書頭・森林太郎 : 宮内庁宮内公文書館・文京区立森鷗外記念館共催特別展』文京区立森鷗外記念館2025.10p92-93
山田晶研究書*小浜善信『山田晶倫理学講義 4』知泉書館2025.9p378-380
横光利一引用参考文献辛西永『横光利一「純粋小説論」の理論的射程 : 「資本主義的国家主義」と家制度』世織書房2025.9p299-316

凡 例

  : 他件名・書誌表示・編者略
 〈 〉 : 書誌部分編者
 p1-3b : 後付部分に書誌があって、頁付がある場合
 3pb : 後付部分に書誌があって、頁付がない場合
  : 図書単行書誌
 ks : 菊判
 46s : 四六判
 p7」 : 第7頁1頁のみのもの
 89p : 全頁
 prr : 各章末

編者:有木太一ふとし紹介

 1968年11月、東京都杉並区の産婦人科で生まれ、世田谷区で乳幼児期を過ごし、小学校入学時に群馬県に移る。市立の小・中学校と県立の高校を卒業し、少し長い浪人期間を経て、早稲田大学第二文学部(現文化構想学部・文学部)に入学。“大学5年生”の時、図書館司書資格関係の講座を受講し、深井人詩・中西裕両先生に師事。この縁で、2018年2月「最近の書誌図書関係文献」を引き継ぐことになった。また、『書誌年鑑』2016・2017年版で編集作業を見習い、2018年版から編者に就任した。現在は東京都特別区西部在住。

 これまで連載を続けられた中西裕先生は、連載開始から満10周年となる2018年1月をもってご勇退されました。2008年2月からの10年間、本当にお疲れさまでした。この2月からは、有木太一が担当します。未熟者ですが微力を尽くしますので、よろしくお願いいたします。体裁や掲載ルールなどは、基本的にこれまでと同じです。

2018年2月 有木太一

2008年「最近の書誌図書関係文献」再開にあたって(中西ゆたか

 『日本古書通信』誌で長期にわたって連載され、2007年7月をもって終了した「最近の書誌図書関係文献」が日外アソシエーツ社のご厚意でここに復活することとなった。

 歴史をたどってみると、書誌学者天野敬太郎が昭和15年(1940年)に連載を始め、戦争が激しくなったために昭和19年(1944年)に中断、10年のブランクを経て戦後昭和29年(1954年)に再開されている。天野は昭和42年(1967年)に手を引き、深井人詩氏にバトンタッチされた。その後渡辺美好が共編者となった時期を経て、最後に中西が引き継ぐこととなった。中断期間はあるものの、想像を絶するほど長い時代にわたって、この連載は書誌の世界を眺めてきたことになる。

 再開される本連載では『日本古書通信』誌での形式を基本的にすべて踏襲することとした。したがって、ここで紹介していくのは新しく編まれた書誌・目録である。1冊全体が書誌であるものはもちろん、研究書に収められた参考文献なども対象とする。あるいは著作家の伝記に付けられた年譜も著作物が記されていれば採録することとする。もうひとつの柱である「図書関係文献」は年に1回程度とりあげることとなろう。唯一異なるのは書名等の長さに制限を加える必要がなくなったことぐらいである。

 Webの世界に親しんでいない方にご覧いただけないのは残念である。携帯電話を持たず、電子辞書も敬遠している、本質的に活字人間である編者としては、できることなら印刷媒体での再開を企図していたのが正直なところだが、時代は想像以上に進んでいる。昨秋、新語事典が1種を残して刊行休止と伝えられたのは象徴的な事態であった。Web上での新語検索が主流となったことによるという。暮になると店頭に山のように詰まれていた新語辞典を見ることがもうなくなるのかと思うと、まことに寂しい。

 ともあれ、こうして再開されることは編者にとってもまことにありがたいことである。1年間の「書誌の書誌」を集積した『書誌年鑑』を発行する出版社のホームページ上で連載できることはあらゆる意味で願ってもないことである。ぜひご活用いただき、あわせて漏れているもののご指摘などを伺えるとすれば、Webでの公開の意義も高まることであろう。

2008年2月15日 中西 裕(昭和女子大学教授)

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