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第216回 図書編2(2026年1月)

2026.1.15 update
キーワード 編著者名 『書名 巻次』/「誌名 巻.号.通号」 発行所 発行年月 頁数・サイズ
造本 鈴木俊幸 『様式と造本』 平凡社 2025.5 302p 20cm
竹中英俊 岩下明裕* 『日本政治学出版の舞台裏 : 編集者竹中英俊の闘い』 花伝社 2025.4 260,38p 19cm
著作権 竹居信利* 『弁理士と考えるAI×著作権 : AIの作品は誰のもの?』 技術評論社 2025.1 271p 21cm
著作権 加賀山茂 『著作権法はどこで間違えたのか : 「文化的所産の利用サイクル」説の視点から』 信山社 2025.2 8,174p 19cm
著作権 長塚真琴 『フランス著作権法と文化政策 : 文学的美術的所有権をめぐる論考』 ミネルヴァ書房 2025.3 12,288p 22cm
著作権 比良友佳理 『著作権と表現の自由』 勁草書房 2025.5 15,380p 22cm
著作権 福岡真之介 『生成AIと著作権の論点』 商事法務 2025.8 18,275p 21cm
著作権 佐久間明彦 『デジタル時代の著作権基本と対策がこれ1冊でしっかりわかる本』 技術評論社 2025.Y 287p 21cm
電子出版 トンプソンJB 『ブック・ウォーズ : デジタル革命と本の未来』 みすず書房 2025.1 17,654,28p 20cm
電子書籍 電子コミックビジネス研究会 『電子コミックビジネスのしくみと戦略がこれ1冊でしっかりわかる教科書』 技術評論社 2025.9 191p 21cm
電子図書館 植村八潮* 『電子図書館・電子書籍サービス調査報告 2024』 樹村房 2025.4 6,126p 26cm
同人雑誌 - 『はじめてのZINE』 宝島社 2025.9 95p 30cm
東洋文庫 牧野元紀 『東洋文庫の100年 : 開かれた世界屈指の学問の殿堂』 平凡社 2025.3 419p 19cm
読書 大澤真幸 『逆説の古典 : 着想を転換する思想哲学50選』 朝日新聞出版 2025.2 242p 18cm
読書 ファンボルム 『毎日読みます』 集英社 2025.3 245p 19cm
読書 浦久俊彦 『音楽家は本を読む。 : 浦久俊彦の乱読道場』 アルテスパブリッシング 2025.6 302p 19cm
読書 水谷もりひと 『一冊の本から"生き方"を学ぶ : 日本講演新聞の"社説" : 日本で唯一「情報」の"情"を報じる新聞』 ごま書房新社 2025.7 221p 19cm
読書 かまど* 『本が読めない33歳が国語の教科書を読む : やまなし・少年の日の思い出・山月記・枕草子』 大和書房 2025.7 317p 19cm
読書 滝田洋一 『古典に学ぶ現代世界』 日経BP日本経済新聞出版 2025.7 325p 18cm
読書 吉川五百枝 『魔女の読書感想文 : 読んで考えて書いて50年』 バロック芸術出版 2025.9 351p 20cm
読書 林望 『古往今来忘れられた名著を味わう』 笠間書院 2025.X 258p 19cm
読書 斎藤美奈子 『絶望はしてません : ポスト安倍時代を読む』 筑摩書房 2025.X 346,3p 19cm
読書 中江有里 『日々、タイガース、時々、本。 : 猛虎精読の記録』 徳間書店 2025.Y 212p 19cm
読書調査 和田敦彦 『読書調査の歴史と資料 : 戦前・戦中』 樹村房 2025.5 8,130p 21cm
読書法 齋藤孝 『「遅読」のすすめ』 SBクリエイティブ 2025.7 270p 18cm
図書 若尾政希 『書物の時代 : 読書がひらいた日本近世』 岩波書店 2025.5 17,359,11p 20cm
図書 若尾政希 『書籍の思想史』 平凡社 2025.5 291p 20cm
図書 陳力 『中国図書史』 京都大学学術出版会 2025.6 14,526p 22cm
図書 サンドラーLF 『写本に描かれた本たち : 西洋中世からルネサンスにみる本の象徴性と実用性』 白水社 2025.9 241,16p 22cm
図書館 野口武悟* 『2050年の図書館を探る : 何が変わり・変わらないのか』 日外アソシエーツ 2025.3 9,173p 21cm
図書館 薬師院はるみ 『公の図書館の日仏比較 : 公立が公共ではなくなるとき』 公人の友社 2025.4 94p 21cm
図書館 新藤透 『図書館の日本史 増補改訂』 勉誠社 2025.6 10,483,17p 19cm
図書館 新藤透 『写真にみる日本図書館史』 日外アソシエーツ 2025.6 327p 22cm
図書館 高野一枝 『図書館と向き合う : まちづくり・読書バリアフリー・デジタル活用』 青弓社 2025.8 214p 19cm
図書館 大場博幸 『図書館の公的供給 : 使命・利用者・利用料』 樹村房 2025.8 5,283p 22cm
図書館活動 日向良和* 『図書館にゲームを! : 図書館の新しい可能性』 日外アソシエーツ 2025.5 270p 21cm
図書館活動 川崎良孝 『図書館における成人教育サービスの形成、確立、限界 : アメリカ図書館協会、読書案内サービスを中心として』 松籟社 2025.7 5,339p 22cm
図書館活動 野口武悟 『誰ひとり取り残さない図書館サービス : 多様なニーズに寄りそう8つの事例』 三和書籍 2025.8 11,159p 21cm
図書館サービス DBジャパン 『塩見先生。みんなの学びに寄り添う図書館ってどうやってつくるの? : ストーリーでわかる生涯学習支援サービスの考え方』 DBジャパン 2025.7 163p 21cm
図書館情報学 ウィルソンP 『知の公共性と図書館 : 公共的知識と個人的無知の対比』 丸善出版 2025.1 6,178p 21cm
図書館情報学 山本順一* 『これからの図書館情報学 : 人工知能と共生する図書館』 有斐閣 2025.5 15,274p 19cm
図書収集 ラグナル・ヘルギ・オウラフソン 『父の四千冊 : アイスランドのアーティストによる回想』 作品社 2025.6 230,12p 19cm
文献探索 平山亜佐子 『あの人の調べ方ときどき書棚探訪 : クリエイター20人に聞く情報収集・活用術』 笠間書院 2025.6 359p 19cm
編集 和田文夫 『たのしい編集 2 本を組む』 ガイア・オペレーションズ 2025.1 121p 19cm
編集 宮後優子 『作品集のつくりかた : アートブック・ZINE・ポートフォリオ…作品を魅力的に見せる編集デザインのコツ』 ビー・エヌ・エヌ 2025.2 175p 21cm
編集 下村昭夫* 『本づくりこれだけは : 編集・デザイン・校正・DTP組版のノウハウ集 新版改訂2版』 出版メディアパル 2025.9 150p 21cm
編集 井上のきあ 『本のつくりかた : 企画・仕様設計・内容構成・デザイン・編集・校正』 エムディエヌコーポレーション 2025.X 207p 26cm
報道写真 沼田清 『昭和の報道写真秘話 : 同盟通信社カメラマンの活動を振り返る : 戦争前後を中心に』 新聞通信調査会 2025.7 6,234p 21cm
報道の自由 喜田村洋一 『報道しないメディア : ジャニーズ性加害問題をめぐって』 岩波書店 2025.2 79p 21cm
マンガ 斎藤宣彦* 『マンガぶらぶら : 21世紀マンガをひたすら読む』 立東舎 2025.7 239p 19cm
レファレンスサービス 齊藤誠一 『デジタル時代の図書館員が知っておきたいレファレンス・サービス実践の手引き』 DBジャパン 2025.8 77p 21cm

凡 例

  : 他件名・書誌表示・編者略
 〈 〉 : 書誌部分編者
 p1-3b : 後付部分に書誌があって、頁付がある場合
 3pb : 後付部分に書誌があって、頁付がない場合
  : 図書単行書誌
 ks : 菊判
 46s : 四六判
 p7」 : 第7頁1頁のみのもの
 89p : 全頁
 prr : 各章末


編者:有木太一ふとし紹介

 1968年11月、東京都杉並区の産婦人科で生まれ、世田谷区で乳幼児期を過ごし、小学校入学時に群馬県に移る。市立の小・中学校と県立の高校を卒業し、少し長い浪人期間を経て、早稲田大学第二文学部(現文化構想学部・文学部)に入学。“大学5年生”の時、図書館司書資格関係の講座を受講し、深井人詩・中西裕両先生に師事。この縁で、2018年2月「最近の書誌図書関係文献」を引き継ぐことになった。また、『書誌年鑑』2016・2017年版で編集作業を見習い、2018年版から編者に就任した。現在は東京都特別区西部在住。

 これまで連載を続けられた中西裕先生は、連載開始から満10周年となる2018年1月をもってご勇退されました。2008年2月からの10年間、本当にお疲れさまでした。この2月からは、有木太一が担当します。未熟者ですが微力を尽くしますので、よろしくお願いいたします。体裁や掲載ルールなどは、基本的にこれまでと同じです。

2018年2月 有木太一

2008年「最近の書誌図書関係文献」再開にあたって (中西ゆたか

 『日本古書通信』誌で長期にわたって連載され、2007年7月をもって終了した「最近の書誌図書関係文献」が日外アソシエーツ社のご厚意でここに復活することとなった。

 歴史をたどってみると、書誌学者天野敬太郎が昭和15年(1940年)に連載を始め、戦争が激しくなったために昭和19年(1944年)に中断、10年のブランクを経て戦後昭和29年(1954年)に再開されている。天野は昭和42年(1967年)に手を引き、深井人詩氏にバトンタッチされた。その後渡辺美好が共編者となった時期を経て、最後に中西が引き継ぐこととなった。中断期間はあるものの、想像を絶するほど長い時代にわたって、この連載は書誌の世界を眺めてきたことになる。

 再開される本連載では『日本古書通信』誌での形式を基本的にすべて踏襲することとした。したがって、ここで紹介していくのは新しく編まれた書誌・目録である。1冊全体が書誌であるものはもちろん、研究書に収められた参考文献なども対象とする。あるいは著作家の伝記に付けられた年譜も著作物が記されていれば採録することとする。もうひとつの柱である「図書関係文献」は年に1回程度とりあげることとなろう。唯一異なるのは書名等の長さに制限を加える必要がなくなったことぐらいである。

 Webの世界に親しんでいない方にご覧いただけないのは残念である。携帯電話を持たず、電子辞書も敬遠している、本質的に活字人間である編者としては、できることなら印刷媒体での再開を企図していたのが正直なところだが、時代は想像以上に進んでいる。昨秋、新語事典が1種を残して刊行休止と伝えられたのは象徴的な事態であった。Web上での新語検索が主流となったことによるという。暮になると店頭に山のように詰まれていた新語辞典を見ることがもうなくなるのかと思うと、まことに寂しい。

 ともあれ、こうして再開されることは編者にとってもまことにありがたいことである。1年間の「書誌の書誌」を集積した『書誌年鑑』を発行する出版社のホームページ上で連載できることはあらゆる意味で願ってもないことである。ぜひご活用いただき、あわせて漏れているもののご指摘などを伺えるとすれば、Webでの公開の意義も高まることであろう。

2008年2月15日 中西 裕(昭和女子大学教授)

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