最近の書誌図書関係文献
(有木太一編)

第217回 世界地歴編(2026年2月)

2026.2.13 update

キーワード書誌表示編著者名『書名 巻次』/「誌名 巻.号.通号」発行所発行年月掲載頁
アイルランド文学参考文献木原誠『アイリッシュ・マニエリスム : 水辺の思考』小鳥遊書房2025.8p767-780
アフリカ(北部)引用参照文献一覧ロッシュL『回想のイスラーム : 1832-1845』法政大出版局2025.8p54-93b
アメリカ外交文献紹介ヘリングGC『アメリカの対外政策史 下 アメリカの世紀とその後』彩流社2025.11p10-23b
アメリカ政治参考文献佐藤優『トランプの世界戦略』宝島社2025.7p189-191
イエメン参考文献佐藤寛*『イエメンを知るための63章』明石書店2025.6p371-373
イラン史参考文献黒田賢治『イラン現代史 : イスラーム革命から核問題、対イスラエル戦争まで』中央公論新社2025.11p256-252
インド参考文献石原孝*『インドの野心 : 人口・経済・外交 : 急成長する「大国」の実像』朝日新聞出版2025.8p268-269
インド映画参考文献高倉嘉男『インド映画はなぜ踊るのか』作品社2025.10p382-381
ウクライナ史参考文献村田優樹『ウクライナの形成 : 革命期ロシアの民族と自治』東京大出版会2025.9p46-60b
オーストラリア参考文献水上徹男*『現代オーストラリアを知るための60章』明石書店2025.8p331-343
ガーナ参考文献山田肖子*『ガーナを知るための57章 2版』明石書店2025.10p373-381
カリブ文学参考文献中村達『君たちの記念碑はどこにある? : カリブ海の〈記憶の詩学〉』柏書房2025.7p335-351
韓国大学文献目録塚田亜弥子『韓国大学の外国人留学生受入戦略と実践 : 量と質両立への転換』東信堂2025.9p325-345
教皇参考資料山本芳久『ローマ教皇 : 伝統と革新のダイナミズム』文藝春秋2025.8p248-255
ギリシア(古代)参考文献オバーJ『民主的アテネにおける大衆とエリート : レトリック、イデオロギーと民衆の力』現代図書2025.7p566-548
キリスト教参考文献嶺重淑『キリスト教入門 : 歴史・人物・文学 増補改訂』日本キリスト教団出版局2025.11p106-109
高昌参考文献坂井のどか『砂上の王国』角川春樹事務所2025.102pb
国際連合参考文献一覧細谷雄一『国際連合の誕生 : 戦後平和へのイギリスの構想と外交』ミネルヴァ書房2025.10p349-360
シベリア抑留参考文献長勢了治『シベリア抑留の全収容所を解き明かす : 異国の丘に眠る同胞に捧げる鎮魂の史』原書房2025.6p439-440
上海参考文献高潔『コレクション・近代日本の中国都市体験 12 上海』ゆまに書房2025.8p829-831
新疆ウイグル自治区参考文献西谷格『一九八四+四〇ウイグル潜行』小学館2025.8p286-287
スウェーデン参考文献一覧鈴木賢志『ラーゴムが描く社会 : スウェーデンの「ちょうどよい」国づくり』新評論2025.7p220-208
第一次世界大戦参考文献ホックシールドA『暗黒のアメリカ : 第一次世界大戦と追い詰められる民主主義』みすず書房2025.9p36-44b
大航海時代参考文献バウンSR『1494年 : 中世スペイン王家の内紛はいかにして世界を二分させたのか』国書刊行会2025.7p306-309,
329-322
(5-12b)
中国五胡十六国時代参考文献小野響『五胡十六国時代 : 王朝の乱立と権力闘争』早川書房2025.6p354-364
中国政治史参考文献徐勇『都市と農村における中国政治の異相』明徳出版社2025.7p587-590
中台関係参考文献目録松田康博『中国と台湾 : 危機と均衡の政治学』慶應義塾大出版会2025.7p8-23b
朝鮮問題参考文献徐台教『分断八〇年 : 韓国民主主義と南北統一の限界』集英社クリエイティブ2025.94pb
青島参考文献曾峻梅『コレクション・近代日本の中国都市体験 11 青島』ゆまに書房2025.8p683-684
天安門事件参考文献加藤青延『虚構の六四天安門事件 : 中国共産党の不都合な真実に迫る』PHPエディターズ・グループ2025.6p285-286
ドイツ史参考文献ホイヤーK『壁の向こう側 : 東ドイツ知られざる生活1949-1990』河出書房新社2025.9p427-418
ナイジェリア参考文献島田周平*『ナイジェリアを知るための56章』明石書店2025.10p333-325
ナチズム文献一覧ヘルベルトU『ナチス党員とはだれだったのか : ナチズムの軌跡と結末』現代書館2025.8p318-339
南京事件参考引用文献笠原十九司『南京事件 新版』岩波書店2025.7p285-294
日越関係史参考文献中臣久『ベトナム日本関係史』日本評論社2025.9p381-390
日中関係参考文献一覧長谷川貴志『日中国交正常化と日本政府 : 中国問題をめぐる葛藤と選択』吉田書店2025.11p393-447
日中戦争参考文献資料澤田猛 『最後の証言者たち : 戦場体験者・戦争体験者からのメッセージ』高文研2025.8p431-450
ネアンデルタール人参考文献パパギアーニD『ネアンデルタール人再発見 : 科学が再構築した新しい人類史』創元社2025.7p236-246
バイキング資料*ウルフK『ヴァイキングの日常生活 : 24の仕事と生活でたどる1日』原書房2025.8p284-281
ブラジル参考文献堀坂浩太郎*『現代ブラジル論 : 激動の世界で高まる存在感 新訂』上智大出版2025.9p402-406
ブラジル史参考文献橘生子『1964年ブラジル・クーデタと民主体制の崩壊 : 冷戦期ラテンアメリカにおける軍政の誕生』花伝社2025.7p1-15b
ブルキナファソ文献ガイド清水貴夫*『ブルキナファソを知るための64章』明石書店2025.10p380-390
北京参考文献王志松『コレクション・近代日本の中国都市体験 10 北京』ゆまに書房2025.8p686-687
ベトナムこんな本を読んでみよう地球の歩き方編集室『地球の歩き方 D21 ベトナム 2026-2027 改訂3版』地球の歩き方2025.10p470-471
ベラルーシ参考文献柴田賢『ベラルーシ : 寛容と忍耐の歴史のなかで』群像社2025.6p108-109
メラネシア参考文献吉岡政徳*『南太平洋を知るための60章 : メラネシアポリネシア 2版』明石書店2025.7p355-364
モンゴル史参考文献百田尚樹『モンゴル人の物語 2 イスラム王朝との戦い』新潮社2025.6p358-361
ラオス参考文献菊池陽子*『ラオスを知るための60章 2版』明石書店2025.11p339-348
ラテンアメリカ政治引用参考文献村上勇介*『現代ラテンアメリカ政治』法律文化社2025.11p249-255
ルワンダ参考文献大竹裕子『生きることでなぜ、たましいの傷が癒されるのか : 紛争地ルワンダに暮らす人びとの民族誌』白水社2025.8p11-31b

凡 例

  : 他件名・書誌表示・編者略
 〈 〉 : 書誌部分編者
 p1-3b : 後付部分に書誌があって、頁付がある場合
 3pb : 後付部分に書誌があって、頁付がない場合
  : 図書単行書誌
 ks : 菊判
 46s : 四六判
 p7」 : 第7頁1頁のみのもの
 89p : 全頁
 prr : 各章末

編者:有木太一ふとし紹介

 1968年11月、東京都杉並区の産婦人科で生まれ、世田谷区で乳幼児期を過ごし、小学校入学時に群馬県に移る。市立の小・中学校と県立の高校を卒業し、少し長い浪人期間を経て、早稲田大学第二文学部(現文化構想学部・文学部)に入学。“大学5年生”の時、図書館司書資格関係の講座を受講し、深井人詩・中西裕両先生に師事。この縁で、2018年2月「最近の書誌図書関係文献」を引き継ぐことになった。また、『書誌年鑑』2016・2017年版で編集作業を見習い、2018年版から編者に就任した。現在は東京都特別区西部在住。

 これまで連載を続けられた中西裕先生は、連載開始から満10周年となる2018年1月をもってご勇退されました。2008年2月からの10年間、本当にお疲れさまでした。この2月からは、有木太一が担当します。未熟者ですが微力を尽くしますので、よろしくお願いいたします。体裁や掲載ルールなどは、基本的にこれまでと同じです。

2018年2月 有木太一

2008年「最近の書誌図書関係文献」再開にあたって(中西ゆたか

 『日本古書通信』誌で長期にわたって連載され、2007年7月をもって終了した「最近の書誌図書関係文献」が日外アソシエーツ社のご厚意でここに復活することとなった。

 歴史をたどってみると、書誌学者天野敬太郎が昭和15年(1940年)に連載を始め、戦争が激しくなったために昭和19年(1944年)に中断、10年のブランクを経て戦後昭和29年(1954年)に再開されている。天野は昭和42年(1967年)に手を引き、深井人詩氏にバトンタッチされた。その後渡辺美好が共編者となった時期を経て、最後に中西が引き継ぐこととなった。中断期間はあるものの、想像を絶するほど長い時代にわたって、この連載は書誌の世界を眺めてきたことになる。

 再開される本連載では『日本古書通信』誌での形式を基本的にすべて踏襲することとした。したがって、ここで紹介していくのは新しく編まれた書誌・目録である。1冊全体が書誌であるものはもちろん、研究書に収められた参考文献なども対象とする。あるいは著作家の伝記に付けられた年譜も著作物が記されていれば採録することとする。もうひとつの柱である「図書関係文献」は年に1回程度とりあげることとなろう。唯一異なるのは書名等の長さに制限を加える必要がなくなったことぐらいである。

 Webの世界に親しんでいない方にご覧いただけないのは残念である。携帯電話を持たず、電子辞書も敬遠している、本質的に活字人間である編者としては、できることなら印刷媒体での再開を企図していたのが正直なところだが、時代は想像以上に進んでいる。昨秋、新語事典が1種を残して刊行休止と伝えられたのは象徴的な事態であった。Web上での新語検索が主流となったことによるという。暮になると店頭に山のように詰まれていた新語辞典を見ることがもうなくなるのかと思うと、まことに寂しい。

 ともあれ、こうして再開されることは編者にとってもまことにありがたいことである。1年間の「書誌の書誌」を集積した『書誌年鑑』を発行する出版社のホームページ上で連載できることはあらゆる意味で願ってもないことである。ぜひご活用いただき、あわせて漏れているもののご指摘などを伺えるとすれば、Webでの公開の意義も高まることであろう。

2008年2月15日 中西 裕(昭和女子大学教授)

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