地方史情報

地方史研究雑誌目次速報 181号(2026.9)

飯澤文夫編|日外アソシエーツ制作(毎奇数月1日ポスト)

北海道宮城山形福島茨城栃木群馬埼玉千葉東京神奈川新潟富山石川福井山梨長野岐阜静岡愛知三重滋賀京都大阪兵庫奈良和歌山岡山広島山口徳島愛媛福岡佐賀熊本鹿児島全国誌寄贈図書編集後記

北海道

アイヌ語地名研究 (28) アイヌ語地名研究会 2025.12

標茶町しべちゃちょう博物館紀要 (7) 標茶町博物館 2026.03

文化情報 (409) 北海道文化財保護協会 2026.07

北方民族博物館だより (141) 北海道立北方民族博物館 2026.06


宮城県

東北文化研究室紀要 67 東北大学大学院文学研究科東北文化研究室 2026.03


山形県

西村山地域史研究会会報 (44) 西村山地域史研究会 2026.02

西村山地域史の研究 (44) 西村山地域史研究会 2026.03

村山民俗学会 (417) 村山民俗学会 2026.07

山形県地域史研究 (50) 山形県地域史研究協議会 2026.02

山形史学研究 (54) 山形史学研究会 2026.07


福島県

郡山地方史研究 (56) 郡山地方史研究会 2026.03

フークトーブ通信 (70) フークトーブ通信社 2026.06

フークトーブ通信 (71) フークトーブ通信社 2026.07

福島県史料情報 (75) 福島県文化振興財団 2026.06

文字摺通信 (114) 文字摺歴史文化社 2026.06

文字摺通信 (115) 文字摺歴史文化社 2026.07

文字摺通信 (116) 文字摺歴史文化社 2026.07


茨城県

茨城史林 (50) 茨城地方史研究会 2026.06

陸平おかだいら通信 第2期 (125) 美浦村文化財センター 2026.03

下妻の文化 (51) 下妻市文化団体連絡協議会 2026.06

ひたちなか埋文だより (64) ひたちなか市埋蔵文化財調査センター 2026.03

ほない歴史通信 (119) 大子町教育委員会 2026.06


栃木県

鹿沼史林 (65) 鹿沼史談会 2026.03

文書館だより (68) 栃木県立文書館 2026.03

歴文だより (140) 栃木県歴史文化研究会事務局 2026.07


群馬県

群馬地名だより (109) 群馬地名研究会 2026.03

武尊ほたか通信 (186) 群馬歴史民俗研究会 2026.06


埼玉県

比企丘陵 (10) 比企丘陵文化研究会 2026.05

武蔵野 98(2) 通号366 武蔵野文化協会 2026.03

有史芳 (19) ときがわ町郷土史懇話会 2026.06


千葉県

我孫子市史研究センター・会報 (284) 我孫子市史研究センター 2026.01

我孫子市史研究センター・会報 (285) 我孫子市史研究センター 2026.02

我孫子市史研究センター・会報 (286) 我孫子市史研究センター 2026.03

我孫子市史研究センター・会報 (287) 我孫子市史研究センター 2026.04

我孫子市史研究センター・会報 (288) 我孫子市史研究センター 2026.05

我孫子市史研究センター・会報 (289) 我孫子市史研究センター 2026.06

会報 (157) 房総石造文化財研究会事務局 2026.04

会報 (158) 房総石造文化財研究会事務局 2026.07

木更津市史研究 (8) 木更津市 2026.03

木更津市史編さんだより (10) 木更津市教育委員会 2026.03

西上総文化会報 (86) 西上総文化会 2026.03

利根川文化研究 (47) 利根川文化研究会 2024.02

利根川文化研究 (48) 利根川文化研究会 2026.03

成田市史研究 (50) 成田市教育委員会 2026.03


東京都

明日を拓く 51(1) 通号228 東日本部落解放研究所 2026.06

あるむぜお (156) 府中市郷土の森博物館 2026.06

小笠原研究 (52) 東京都立大学小笠原研究委員会 2026.03

奥武蔵 (465) 奥武蔵研究会 2026.07

北区飛鳥山博物館研究報告 (28) 東京都北区教育委員会 2026.03

世田谷区誌研究会会報 (63) 世田谷区誌研究会 2026.06

世田谷区誌研究会会報 (64) 世田谷区誌研究会 2026.07

多摩地域史研究会会報 (171) 多摩地域史研究会 2026.06

多摩のあゆみ (201) たましん地域文化財団 2026.02

多摩のあゆみ (202) たましん地域文化財団 2026.05

東京大空襲・戦災資料センターニュース (48) 東京大空襲・戦災資料センター 2026.02

東京大空襲・戦災資料センターニュース (49) 東京大空襲・戦災資料センター 2026.07

ねりまの文化財 (118) 練馬区地域文化部 2026.02

東日本部落解放研究所ニュース (110) 東日本部落解放研究所 2026.07


神奈川県

小田原史談 (286) 小田原史談会 2026.07

開国史研究 (26) 横須賀市 2026.03

鎌倉 (133) 鎌倉文化研究会 2026.01

鎌倉市中央図書館近代史資料室だより (11) 鎌倉市中央図書館 2026.02

かまくら女性史の会newsletter (139) かまくら女性史の会 2026.06

かまくら女性史の会newsletter (140) かまくら女性史の会 2026.07

京浜歴科研年報 (38) 京浜歴史科学研究会 2026.02

県央史談 (65) 県央史談会 2026.01

古文書を読もう 12(1) 通号37 厚木市 2026.06

相模原市立公文書館だより (23) 相模原市立公文書館 2026.05

扣之帳ひかえのちょう (89) 扣之帳刊行会 2026.06

藤沢市史研究 (58) 藤沢市文書館 2026.03 コラム

 1974年7月1日に開館した藤沢市文書館の50周年記念特集である。
 藤沢市は1966年に市史編さん事業を開始した。当時は高度経済成長の真っただ中で、藤沢市域も急激な都市化と人口増加が進み、開発により貴重な歴史資料が散逸していった。その危機的な状況に市史編纂委員会は、「資料の喪失は歴史の喪失」であるとして、市に対し市史編纂と並行して、文書館の設置を要請した。
 この口火を切ったのは、1967年1月13日に、学識経験者を招き、市長や市幹部が出席して編纂大綱などを検討する、市史編纂準備委員会打合せ会での児玉幸多学習院大学教授であった。児玉には市史編纂委員長を要請することになっていた。案件の審議終了後、児玉は、安全な資料保存措置を講じる様に努力したい、市長には保存のための文書館の設置をお願いしたいと発言した。そして、1972年に、フランス文学者安藤元雄らによるガラス張りの市政を目指す住民運動の支援を受け、葉山峻市長が登場したことで、実現に向けて大きく動き出すことになる。安藤らは知る権利として、文書館を構想していた。
 これに加え、実際的な背景として、市史編纂に先祖伝来の古文書類を提供した所有者から、市での史料保存・管理の申し出、さらに、市役所庁舎の火災による公文書の焼失という事件が重なり、文書館建設の機運は一気に高まった。単純な文化財保存体制とは異質の、地方自治体問題の延長線上にあるとのビジョンが明確になり、地方自治体としては初めての文書館が設置された。
 以上の設置経緯をたどった季武嘉也氏の「藤沢市文書館の設立過程」は、次のように結ばれている。「偶然、幸運も含め、多様な理想がぶつかり合い紆余曲折しながらもしだいに磨かれていき、最終的には幅広い支持を得て出発したことが分かる。そして、この時の先進的な方向性が確かであったことは、日本で最初でありながらも、50年後の現在でも十分に通用するほどの理念を持つ文書館であることから理解できよう。」
 素晴らしいことである。この理念を50年、100年先も維持して欲しい。


三浦一族研究 (30) 三浦一族研究会 2026.03

歴研よこはま (90) 横浜歴史研究会 2026.05


新潟県

高志路こしじ (440) 新潟県民俗学会 2026.06

上越市立歴史博物館年報・紀要 (6) 上越市立歴史博物館 2026.03

十日町市博物館研究紀要 (5) 十日町市博物館 2026.03

長岡郷土史 (63) 長岡郷土史研究会 2026.05

まきの木 (120) 巻郷土資料館友の会 2026.06


富山県

越中瀬戸焼歴史通信 (7) 越中瀬戸焼歴史研究会 2026.01

埋文とやま (174) 富山県埋蔵文化財センター 2026.03

埋文とやま (175) 富山県埋蔵文化財センター 2026.06


石川県

加南地方史研究 (73) 加南地方史研究会 2026.03

加能地域史 (94) 加能地域史研究会 2026.06

加能民俗 (169) 加能民俗の会 2026.03

加能民俗研究 (57) 加能民俗の会 2026.03

銭五ぜにごだより (31) 石川県銭屋五兵衛記念館 2026.05


福井県

福井民俗の会会報 (復刊3) 福井民俗の会 2026.07


山梨県

地域と社会 (19) 佐藤弘 2026.06


長野県

安曇野市豊科郷土博物館友の会会報 (136) 安曇野市豊科郷土博物館 2026.02

伊那路 70(6)通号833 上伊那郷土研究会 2026.06

伊那民俗 (144) 柳田国男記念伊那民俗学研究所 2026.01

伊那民俗研究 (33) 柳田國男記念伊那民俗学研究所 2026.03

山河 (79) 満蒙開拓平和記念館 2026.07

市誌研究ながの (33) 長野市 2026.03

資料館報 (46) 高森町歴史民俗資料館 2026.03

辰野町資料 (134) 辰野町文化財保護審議会 2026.05

千曲 (184) 東信史学会 2026.02

千曲 (185) 東信史学会 2026.06

長野県民俗の会通信 (314) 長野県民俗の会 2026.07

長野市公文書館便り (60) 長野市公文書館 2025.04

長野市公文書館便り (61) 長野市公文書館 2025.08

長野市公文書館便り (62) 長野市公文書館 2025.12

松本市史研究 (35) 松本市 2025.03


岐阜県

いびがわ文化財 (54) 揖斐川町教育委員会 2026.03

古地図文化ぎふ (26) 岐阜県古地図文化研究会 2026.05

内藤記念くすり博物館報告書 2024年度 内藤記念くすり博物館 2025.06

飛騨市歴史文化調査室報 (6) 飛騨市教育委員会 2026.03


静岡県

Yaidzu City Museum Letter (1) 焼津市歴史民俗資料館・焼津小泉八雲記念館 2026.01

明日へ・・・ (136) 静岡平和資料館をつくる会 2026.06

静岡県近代史研究会会報 (573) 静岡県近代史研究会 2026.06

静岡県近代史研究会会報 (574) 静岡県近代史研究会 2026.07

静岡歴研会報 (172) 静岡県歴史研究会 2026.02

静岡歴研会報 (173) 静岡県歴史研究会 2026.06

富士宮市史編さんだより (5) 富士宮市文化課市史編さん室 2026.06


愛知県

名古屋民俗 (63) 名古屋民俗研究会 2026.03


三重県

海とにんげん&SOS (53) SOS運動本部海の博物館 2026.06

皇学館史学 (41) 皇学館大学史学会 2026.03

三重の古文化 (111) 三重郷土会庶務部 2026.03

三重の古文化 (1-150) 総目次 三重郷土会庶務部 2026.03

 (116) 多気町郷土資料館 2026.07


滋賀県

湖国と文化 50(3) 通号196 びわ湖芸術文化財団 2026.07

滋賀のアーカイブズ (19) 滋賀県立公文書館 2026.03

戦国史と人 (77) 戦国史と人を学ぶ会 2026.07


京都府

会報和訶羅河わからがわ (302) 城陽の緑と文化財を守る会 2026.07

京都大学構内遺跡調査研究年報 2025年度 京都大学大学院文学研究科附属文化遺産学・人文知連携センター 2026.03

京都府立大学文学部歴史学科フィールド調査集報 (12) 京都府立大学文学部歴史学科 2026.03

京都民俗 (44) 京都民俗学会 2025.11

やましろ (36) 城南郷土史研究会 2026.07 コラム

 2024年9月21日に、享年92歳で逝去した城南郷土史研究会代表中津川敬朗氏の追悼号である。
 同氏は奈良学芸大学(現奈良教育大学)在学中の1953年に、父の中津川保一、豊田元彦、赤塚康雄らと城南郷土史研究会を立ち上げた。地域の青年層が中心となって、自発的、主体的に運動を推進するもので、その基盤には青年団運動があり、国民的歴史運動とも関係している。この精神は現在も継承され、『やましろ』の巻頭言に、「「やましろ」は、自主的な勉強の成果を通して、山城の人びとの歴史と、その伝統を考えあっていく場です。/「やましろ」を読みあうことは、山城の歴史と伝統を土台に、現在の暮らしを考え、未来の地域社会をつくることに役立てることです。」と掲げられている。
 大学卒業後は、小中学校教員、校長、山城町教育委員会教育長などを歴任する傍ら、1985年から40年近くも研究会代表として、『やましろ』の発行と研究会活動に尽力した。また、山城町史編さん委員、同専門委員会副委員長、和束町史編さん委員を務めたほか、『ふるさと椿井の歴史』(山城町椿井区 1994)などに執筆した。
 2019年には地方史研究協議会「児玉幸多記念賞」を受賞している。その授賞式では、小中学校の教師をしてきた者で、専門研究者の道を歩いてきたわけではないと述べたそうだが、『やましろ』には、子どもたちの作品や学校・クラスの取り組み、シリーズ「子どもたちの地域史」を積極的に掲載した。意義のあることと思う。
 なお、研究会創立以来共に歩んできた豊田元彦氏も、2024年3月に逝去している。綴喜郡井手町の住職で、高校教員でもあった。井手町史編集委員会委員として『井手町の古代・中世・近世』(京都府綴喜郡井手町役場 1983 井手町史シリーズ第4集)や、『京都府田辺町史』(1968)などに執筆した。
 併せてご冥福を祈りたい。



大阪府

大阪民衆史研究会報 33(6) 通号367 大阪民衆史研究会 2026.06

近畿民俗 (192) 近畿民俗学会 2026.03

左海民俗 (176) 堺民俗会 2026.01

除痘館記念資料室だより (19) 洪庵記念会除痘館記念資料室 2026.06

たじひのだより (25) 松原市教育委員会 2026.03

つどい (452) 豊中歴史同好会 2026.06

つどい (453) 豊中歴史同好会 2026.07

枚方市史年報 (28) 枚方市 2026.03


兵庫県

あわじ (43) 淡路地方史研究会 2026.03

源右衛門蔵げんよみくら (28) 宝塚の古文書を読む会 2026.06

香寺町の歴史 (20) 香寺歴史研究会 2026.03

こうべ空襲だより (25) 神戸空襲を記録する会 2026.02

丹波篠山市史編さんだより (4) 丹波篠山市教育委員会市史編さん課 2026.02

西宮文化協会会報 (699) 西宮文化協会 2026.06

西宮文化協会会報 (700) 西宮文化協会 2026.07

三ツ山大祭を彩る謡囃子 (2) 播磨国総社一ツ山大祭・三ツ山大祭保存会 2024.03

やまさき文化 (45) 宍粟市山崎文化協会 2026.03


奈良県

大美和おおみわ (151) 大神神社 2026.07


和歌山県

熊野 (170) 紀南文化財研究会 2026.05

南葵音楽文庫紀要 (9) 和歌山県立図書館 2026.03


岡山県

岡山地方史研究 (168) 岡山地方史研究会 2026.06

きび野 (174) 岡山県郷土文化財団 2026.06

倉敷の歴史 (36) 倉敷市総務局総務部 2026.03


広島県

県北どらくろあ (123) どら書房 2026.06

県北どらくろあ (124) どら書房 2026.07

「漱石と広島」の会会報 (25) 「漱石と広島」の会 2026.06

備陽史探訪 (247) 備陽史探訪の会 2026.05

ひろ郷土史研究会会報 (181) 広郷土史研究会 2026.07

わが町三原 (423) みはら歴史と観光の会 2026.06

わが町三原 (424) みはら歴史と観光の会 2026.07


山口県

岩国地方史研究 (37) 岩国地方史研究会 2026.06


徳島県

史窓 (56) 徳島地方史研究会 2026.03

徳島県立博物館研究報告 (36) 徳島県立博物館 2026.03

徳島県立博物館博物館ニュース (143) 徳島県立博物館 2026.06


愛媛県

伊予史談 (422) 伊予史談会 2026.07

四国遍路と世界の巡礼 (11) 愛媛大学四国遍路・世界の巡礼研究センター 2026.03


福岡県

郷土久留米 (156) 久留米郷土研究会 2026.06

市史研究ふくおか (21) 福岡市博物館市史編さん室 2026.03

東風西声 (21) 九州国立博物館 2026.03


佐賀県

末盧國まつろのくに (244) 松浦史談会 2026.06


熊本県

熊本の地名 (296) 熊本地名研究会 2026.06

熊本の地名 (297) 熊本地名研究会 2026.07


鹿児島県

薩摩義士に学ぶ (19) 霧島市薩摩義士顕彰会 2026.03


全国誌

アーカイブ通信 (37) ネットワーク・市民アーカイブ 2026.07

あしなか (334) 山村民俗の会 2026.02

季刊邪馬台国 (146) 梓書院 2025.09

季刊邪馬台国 (147) 梓書院 2026.05

儀礼文化ニュース (242) 儀礼文化学会 2026.06

現在学研究 (17) 現在学研究会 2026.03

古代史の海 (115) 「古代史の海」の会 2026.04

史迹しせきと美術 96(3) 通号956 史迹美術同攷会 2026.05

常民文化 (49) 成城大学常民文化研究会 2026.03

城だより (686) 日本古城友の会 2026.02

城だより (690) 日本古城友の会 2026.06

西郊民俗 (274) 西郊民俗談話会 2026.03

西郊民俗 (275) 西郊民俗談話会 2026.06

大道芸通信 (414) 日本大道芸・大道芸の会 2026.05

大道芸通信 (415) 日本大道芸・大道芸の会 2026.06

大道芸通信 (416) 日本大道芸・大道芸の会 2026.07

東北宗教学 (21) 東北大学大学院文学研究科宗教学研究室 2025.12

民俗建築 (169) 日本民俗建築学会 2026.05

民俗文化 (37) 近畿大学民俗学研究所 2025.12


寄贈図書

あおもりの伝承と民俗(青森県文芸協会双書13) 青森文芸出版 2026.03

ときがわ町玉川の中世石塔(有史芳 別冊) ときがわ町郷土史懇話会 2021.02

千葉氏史料集 千葉市 2026.03

北区民俗調査報告書 赤羽の暮らしの記憶(文化財研究紀要 別冊 第34集) 北区教育委員会 2026.03

藤沢宿百科(藤沢市史ブックレット 14) 藤沢市文書館 2026.03

君尾山きみのおさん光明寺文化財調査報告(4) (京都府立大学文化遺産叢書 第39集) 京都府立大学文学部歴史学科 2026.03

香寺町ムラに残る民具と暮らし(新・ムラの生活史 8) 香寺歴史研究会 2026.03

元気な漁村 海を守り、にぎやかに暮らす フライの雑誌社 2025.01

公儀触こうぎふれ等の伝達研究と触研究への情報提供あり方研究(京都府立大学文化遺産叢書 第37集) 京都府立大学文学部歴史学科 2025.06

日本列島初期仏教受容史の再構築(京都府立大学文化遺産叢書 第38集) 京都府立大学文学部歴史学科 2026.03



編集後記

 この7月に、長野県伊那市で開催された第8回伊那VALLEY映画祭で、ドキュメンタリー『上伊那に来た秘密機関登戸研究所の実態』(2024)を観た。

 登戸研究所は、日本陸軍が、風船爆弾や化学兵器、中国偽造紙幣など秘密戦兵器・器材を研究・開発するために、神奈川県川崎市登戸に開設した第九陸軍技術研究所である。現在の明治大学生田キャンパス内にあったことから、大学は遺構の一部を明治大学平和教育登戸研究所資料館として一般公開している。研究所は1945年3月に長野県伊那谷に疎開し、小型爆弾「ハハリユ」などを製造した。

 地元での調査、研究は、1980年代後半に駒ヶ根市の長野県赤穂高校の生徒たちによる「平和ゼミナール」から始まった。2018年には同ゼミナール元顧問の木下健蔵氏らによって登戸研究所調査研究会が立ち上がり、『信州伊那谷に来た謀略機関-市民が迫る陸軍登戸研究所の実態』(同会 2023)、沖縄の研究者、住民との交流から生まれた『本土決戦準備と沖縄戦』(同会 2026)を刊行するほか、2024年には駒ケ根市民俗資料館内に登戸研究所平和資料館を開設している。

 戦争末期には大本営を長野市松代に移転する計画も進んでいた。研究会は、登戸研究所の疎開は本土決戦に備えたもので、戦争が長引いていれば、伊那谷も沖縄戦のようになっていただろうと指摘する。ドキュメンタリーは研究会の成果に基づいて、疎開の目的と実態を明らかにしたものである。

 前掲2点は、戦時体制を知る重要な調査記録である。是非手にとって欲しい。
(登戸研究所調査研究会連絡先:同会松久芳樹事務局長 090-8365-5034)


地方史研究雑誌目次速報 181号 2026年(令和8年)9月1日 発行

編集:飯澤文夫

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